ねこさんこんばんは、こんなお話しがあります。今から１０年近く前ですがある冒険家の方が太平洋横断中に行方不明になりました。ご遺体も発見されませんでしたが状況から遭難され亡くなられたと判断されご家族と多くのご友人の方々でご葬儀が執り行われました。大勢の方が参列されたので本堂だけでは収まりきれず境内にも多くの方々がおられ本堂の扉は開いておりました。その葬儀の最中に本堂に一羽のツバメが入ってきて親族の上を一周し、友人の方々の上を一周して去って行きました。それはまるで別れを惜しみ最後の挨拶に来たようでしたと参列した知人から伺いました。またそのご葬儀を務められたお坊さんもこのような出来事は初めてで、故人が別れを告げに来たのではとおっしゃられたそうです。私は自分自身の過去の体験からその方の想い（魂）がツバメに乗って来られたと思っております。もしかしたらご主人もハエに乗って来られたのかも知れませんが判りません。ただ言えることはどのようなかたちであれ、あなたを想うご主人の気持ちがあられ、あなたもご主人を想う気持ちがあられれば心と心は確かに今も繋がっておられますからご主人は仏さまと共に千の風ともなられてあなたに寄り添い見守っていてくださっていることは確かです。これからもご主人はあなたと一緒です。

憲章

光永寺

長くサラリーマンをしていて、１６年前先代の跡を継ぎました。住職となって改め...

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