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不安です

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有り難し有り難し 10

結婚して1年半が過ぎました。

主人の事が大好きで、それが災いしてか不安で仕方ありません。

私自身容姿に自信がなく、主人は私にないものを望んでいます。

決して女性に対してだらしない人ではありません。

信用もしています。

でも私の中でいつも不安な気持ちがあって疲れてしまいます。

いっそ主人の事が少しでも嫌いになれたら楽なのかなとも考えたことあります。

こんな精神的に弱い私の気持ち、どうやったら強くなれますか?
主人の事を今の大好きな気持ちのまま強い気持ちになれますか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

これからも二人が睦まじくいるために

つぼみ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

何でもそうですが、あまりの極端や偏執見はよくありません。

その好き過ぎるのが、悪いわけではありませんが、「可愛さ余って憎さ百倍」と申しますように、それが故にも、何気ない一つのことから、いつ激しい憎悪へと変わってしまうかもしれませんし。

もちろん、だからといって、無理に嫌いになる、欠点や粗探しをする必要は全くありません。

その好きな気持ちは大切にされて頂くと共に、是非、下記の吉野弘さんの「祝婚歌」の内容を参考になさられてみて下さいませ。

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと
気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい

立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい

健康で風にふかれながら
生きているなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい

そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
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質問者からのお礼

ありがとうございます。

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