心の体力のつけ方について
いつもお世話になっております。
お忙しいとは思いますが、お時間のある時にご教授いただけると幸いです。
タイトルの表現がイマイチですが、
しっくりくるのがこの表現でした。
私は物事を行ったり考える際、同時並行や継続的に行うことが非常に苦手です。
例えば仕事の事を考えながら家のことも考えたり、
1日のスケジュールで、午前は区役所、午後は誰かと約束など、二個以上の目的を次々やり遂げると
体力的にではなく、精神的にとても疲れてしまい
ガス欠になったように、仕事に身が入らなくなったり、人と関わるのが億劫になってしまったりします。
疲れているなら休めばいいのですが、
いかんせん回復力もないので、休んでもガス欠状態が長引きます。
やる気があろうが、ガス欠だろうが放っておけば時間が解決するのだと思いますが、
やる気がない状態、ガス欠状態であるということに非常にストレスを感じてしまうのでご相談させて頂きました。
このガス欠状態に陥らないためにも、心の体力をつける方法はありませんでしょうか。
取り留めのないご相談で申し訳御座いませんが、よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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日々充実して
拝読させて頂きました。なるほど、確かに心の体力をつけたい、おっしゃる感覚よくわかりますね。毎日色々なことがあって肉体的にも精神的にも疲れ果てて参ってしまうことはありますね、あなたのお気持ちをお察し申し上げます。
そうですね、気力を維持回復させることの一番はやはりものごとや人に向かって興味関心を持って頂くことです。どんなときところや人でも向き合い注目しているとわずかですが自分の関心の湧くことはあるものです。また自分にとってこのことは必要だと思う内容については知りたいと思うことはあるものです。心は素直ですから興味関心については素早く反応します。そしてなお知りたいと思うことが続いてきます。
どんなことでも本質的にはそう変わりないことかもしれませんが、生成過程で様々な特性が現れてきて興味関心の対象になって参ります。
また気力と体力は相互に関係していますから正しい食事や睡眠と運動は必要でしょうね。バランスがどれか崩れれば気力も体力も失われてしまいます。
しっかりと心も身体も休んで英気を養うことはやはり大切ですよね。
最後にやはり生き抜く力ではないでしょうか。
私達は不思議なご縁で両親から生命を頂き、沢山の方々に育てられて沢山の生命を毎日頂いて生かされております。
それは気がつかなくても私達が生きよう生きようと求めている潜在的な力を持っていることを表しています。
その生きようとする力が気力体力を維持させて回復させるのでしょう。
普段気がつかなくても私達はそのような力を持ち合わせているのです。
あなたがしっかりとバランスよく食事を頂き休みを取って心も身体も癒し、健康に充実した毎日をお過ごしなさって頂きますようお祈り申し上げます。