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職場が嫌で仕方ない

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こんにちわ。現在、私は社会人2年目のヘルパーです。この4月からヘルパーの中でも中間管理職として働いています。
この中間管理職が憧れであり、なりたかったので これからも頑張りたい!と思っていたのですが、いざ仕事をしてみると、ヘルパーの仕事だけでなく事務仕事や電話対応等で日々に追われており、毎日が苦しいです。しかしそれだけでなく、上司との関係が良くなく、私が事務所に帰ると明らかに不機嫌だったり、当たりが強かったりするので気軽に連絡、相談、報告が出来ず、恐怖を感じます。
事務所に戻ることさえ嫌で拒絶してしまいます。でも仕事なので仕方ないのは分かっていますが 割り切れることが出来ずメールでの連絡、報告の返信にさえずっとびくびく怯えてしまいます。その事でメンタルが消耗していく一方です。
最近は体に症状まで出てきており、動悸や吐き気があります。
この上司とはあと1ヶ月で離れる予定とはなっていますが、この1ヶ月が本当に辛くてしんどくてすぐにでも逃げたいと思ってしまいます。
どのようにして、うまく付き合っていけば良いでしょうか?アドバイス等ありましたらお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

皆を活かす役割に

上司と部下に挟まれて大変ですよね。
私も修行道場でそういう立場を経験したことがあります。
あなたの職場、会社が魚の水槽の魚だとします。🐟
色んな魚が泳いでいるざます。
ちいちゃいのから、ちゅーくらいのから、でっかいのまで。わんさか。
おさかなさんたちは自分達の色の良さを競い合ったり、泳ぐ速さを競い合ったり。
その中のどれがあなたでしょうか。
中間管理職だからちゅーくらいのお魚でしょうか。
私のおススメはその水槽で酸素を作り出す役を買って出ることです。
このhasunohaもそうですが、お魚であることや競い合いなどを卒業することです。
皆を生かす、活かす酸素を送る機械(名前は知りませんが)のような役割をしようと、モードチェンジしてみてください。
姿勢が変わると見方も変わります。
アイドルグループのメンバーがメンバーを卒業して皆が売れるように客観的にみてプロデュースするようなものです。
ちょっと心の中の立ち位置を変えてみてください。
そうすれば「上司」でありながら「上司」ではなく、あなたのソロ活動として関係が再スタートするはずです。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

ご回答して頂きありがとうございます。
皆さんを生かす立場になる...その考えが無かったので、目からウロコです。考え方次第で働き方も少しずつ変えていけるように精進していきます。

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