どうしたら人を許せますか
回答 2
有り難し 34どうしても許せない人がいます。
これまで何度も騙されて裏切られました。
憎くて憎くて、死んでほしいと思ってしまいます。相手の不幸を願ってしまいます。わざと傷付けるようなことを言いたくなります。
嘘をついているのではないか、と薄々勘づきながらも信じてきたバカな自分も許せません。
恨みを捨てて、心安らかにしたいです。
どうすれば許すことができるでしょうか。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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三歳の幼児でもわかっている事
はなさんこんにちは。
人を許す、恨み心を捨てる。
というのは頭ではわかっていてもなかなか容易にできないものですよね。
こんなお話があります。
昔、中国に白楽天(はくらくてん)というお方がいました。
このお方は有名な詩人なんですが、やはり有名な詩をたくさん詠まれただけあってそれはそれは学の深いお方でした。
この白楽天さんが、そういえば仏教についてはイマイチ勉強してこなかった！
ということで道林(どうりん)和尚というお坊さんを訪ねて、ひとつ仏教とは何かを聞いてみよう！と思い立ち、訪ねて行かれます。
道林和尚にお会いになるなりすぐさま白楽天は
『仏教とはなんぞや？』
とお尋ねになりました。
道林和尚はすかさず
『良い事をして悪いことをしないことである。』
と答える。白楽天は納得がいかない。
『そんなことは三歳の幼児でも知っていることです！もっと難しく、奥深い真髄を教えて頂くために来たんです！』
道林和尚は
『三歳の幼児でも知っている事が、八十のおじんがちゃんとできません』
とおっしゃた。という話なんです。
まさに『言うは易く行うは難し』ですね。
人を恨むことがいけないこと、恨み心を捨てなければ心やすらかにおれないこと。
こんなこと誰だって心の奥ではわかっているんですよね。
幼い子供でもわかっていることなんですよね。
でもそれができない。
恨んではいけないと思えば思うほど、しまいには恨み心を消せない自分を恨むようになっちゃったりします。
三歳の幼児がわかっていることではある。
ではあるが、八十のおじいさんがその通りにできるかは別の話。
恨んではいけない、恨みたくない。
のに恨んでしまう自分。
人を許せない自分。
そんな自分を、許してあげてください。
本当はもう恨みたくもない。
許せるようになりたいのに許せない。
そんな自分のありのままを許してあげてください。
そんな自分を許してあげることが、第一歩であると思います。
お悔やみ申し上げます。
南無阿弥陀仏
ところで、性行為は基本的には子供ができてもいい時にするものです。そのことを疎かにしたあなた達お二人に責任があると思います。
彼を恨む気持ちも分かりますが、同じく自分の過ちにも目を向け、反省して、同じ過ちを2度と犯さないようにしてください。
今後あなたが誠実な人と、誠実なお付き合いをして、幸せになってくれることを願っています。それが彼に対しての一番の仕返しになり、浄土にいるお子さんの一番の望みであろうと思います。
質問者からのお礼
聖章様
その通りです。自分がバカで考え足らずで過ちを犯してしまいました。死にたいです。
今は今後の幸せのことは考えられませんが、二度と同じ過ちを犯さないよう反省していきます。
お悔やみのお言葉ありがとうございます。
大乗様
ありがとうございます。
言うは易く行うは難し。本当にそう思います。
人を恨むな。自分だって失敗したり誤魔化すこともあるのだから、人を許すべき。相手にも良いところはある。相手にも幸せになる権利がある。
頭では分かりますが、気持ちが追い付きませんでした。
まずは、許すべきと考えながら許せない自分にイライラするのを止めていきたいです。
