不安とどう向き合うか
僕には不安なことがあります。インターネットを含めたマスコミ媒体などで見る予言や社説でよく言われる、隕石や戦争等による人類滅亡のような、自分の経験したことのない、想像がような大変なことが起こって、もしそれが自分や周りの最期を飾るようなことがあったら、と考えてしまうことがあり、不安で仕方ありません。
「気にしてても仕方ない」「他にやるべきことがある」「考え過ぎ」と分かっていても、やっぱり不安は消えませんし、学説等で、可能性は低いと言われても、一時的に安心するだけで、不安が再びやって来ます。
また「不安は90%現実にならない。」と言われても、逆に不安がってないと起こるのかと、更に考え込んでしまいます。
このように、どうしても不安をぬぐうのとができず、このせいで、他のことにうまく向き合えず、日々が辛く感じ、酷いときは体も動かず、数日の間学校にもいけなくなったりもしました。
この不安とどのようにして付き合っていくべきか、教えて下さい。
駄文、失礼しました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ネット上の扇動屋にあおられない重量と柔軟性を持つ
「明日Xデーです。ついに宇宙から侵略者がやってくるそうです。」
「な、なんだってー!?」
「明日テポドンが飛んでくるそうです。」
「な、なんだってー!?」
「大変です。MMR、打ち切りだそうです!」
「ななな、なんだってー!??」
ネット内のニュースで、予言日が過ぎた記事を読んでみてください。
チョー外れてます。
当たったためしがありません。
当たったというのはそういうビジネスで、当たったという情報を流して本当らしさ信憑性をもたせて自分たちの予言は当たるというイメージを植え付けてお客さんを集めているのです。
ネット内の「〇月〇日、何かが起こる!」的な記事の制作者たちは、目的がほぼエンターテイメントなのです。
人々の想像を駆り立てたり、USO情報マニアの「おいおい、こりゃねーだろ」のツッコミを喜んでいるのです。
そういう情報は正面から受け取ってはいけません。
どんな情報も「情報発信者が、ある一部の受信者に向けて作られた記事」なのです。
発信者の目的と、欲と、趣旨があるのです。
世の中にはいろいろなやらせ文化というものがあります。
例えばホラー映画好きの人は、ホラー映画のツボを心得ています。
一般の人がホラー映画を見る感覚と違って、純粋に楽しんでみています。
音楽で言うとブルースや演歌はコード進行が決まっています。
知らない人かが聞くと全部同じにしか聞こえません。
ところがマニアはその限られたコード進行の中で「そう来たか!」を楽しんでいます。
ネットの嘘くさい情報もほとんどは取り上げてもらうことや、一部の話のニュアンス、ユーモア・ギャグが分かる方を相手にしているのです。
ですから、怖がらずに「不安」というものを見つめてみてください。
不安というものはいままで、その時になるまで「不安」ということをやっていたはずです。
実際にそのことも起こっていなかった。
それまで不安だった時、私たちは何をしていたでしょうか。
「不安」という行為をしていたのです。
実際ではないもの=自分の思い起こす最悪の事態を相手に独り相撲をすることをしていたのです。
先日の不安を思い出してください。
大丈夫だったはずです。
それが判明するまでの間やっていたことは、実際に起こるではないかと思っていただけだったはずです。母ちゃんに怒られるかもしれない…。怒られるまでは怒られていないから大丈夫なのです。
あなたの未来を心から祈っています
拝読させて頂きました。
あなたのおっしゃる不安や恐怖のお気持ちよくわかります。
私が小学校の高学年から中学にかけて「ノストラダムスの大予言」が流行りました。
西暦2000年には恐怖の大王が落ちてきて人々は絶滅する、そう言われ多くの本で書かれたり、第三次世界大戦が起こって地球は滅亡する、又富士山大爆発で日本は全滅する等言われました。
本当に怖くて夜も眠れない日々が大分ありましたね。でも何も起きませんでした。
歴史的な経緯を見ますと定期的にその様な不安定状態が作られたり、不安要因が流されたりします。そうして人々を扇動することが度々行われて参りました。
もうだいぶ昔のことのように言われますが地下鉄サリン事件もその様な終末思想や選民思想によって引き起こされています。
ただよくご覧になって頂くと沢山の戦争やテロや事件が引き起こされています。
それそれで大変な出来事ですが今はそう大規模にならずにバランスを取っている部分もあります。
今も隣の国からミサイル発射が為されているのですが、どこまでが本気でどこまでがパフォーマンスなのかはわかりません。
本気でミサイルを打ったらあっという間に殲滅されてしまうのは目に見えていますからそう簡単には大規模にはできないのが現実でしょうね。
とはいえ何でも可能性はゼロではありませんが、それほど不安にさいなまれてしまっては正常な意識や生活ができなくなってしまいます。
またデマ等あいまいな情報によって自分が不安に落ち込んでしまうことの方が大変問題です。
不安はあります、それでも自分はどう考えてどう生きていくかが本当に大切なことです。
東日本大震災の時でもあの悲惨な状況でも共に助け合うこと分かち合うことを忘れなければ乗り越えることができるのです。
改めて冷静になり自分は何ができるかをこれからどう生きていくことが正しい道なのかしっかり考えてくださいね。
あなたには素晴らしい未来があるのです。素晴らしい方々ととの出会いの中で互いを尊重し分かち合い共に健やかにご成長なさってくださいね。
あなたの未来を心から祈っています、そしてあなたを心から応援しています。
質問者からのお礼
一向寺様 回答ありがとうございました。
お陰さまで、自身でも不安に対して区切りがつきそうです。
また辛くなったとき、このお言葉を見返したいと思います。
丹下覚元様、有り難うございました。こういった情報は嘘が前提のようなもので、鵜呑みにして信じてしまうのはやはりよくないですね。今後も気を付けていきたいと思います。