人工流産について
前回はお答えいただき、ありがとうございました。
持病もあり、やむを得えず中絶をしたものです。
どうして私が殺してしまった、という考えから抜け出せません…。
私は人殺しなのでしょうか…。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
今を見つめる必要があなたにはあります
前回の質問も拝読いたしました。
あつこさんは、ご自身を責め続けておられます。
しかし、この世界を見回して、あなたを責めているのは、あなただけです。
ご事情があっての事。
誰もあつこさんを責める事などできません。
あなたは今、自分自身に意識が向いていませんか?
罪悪感に囚われても、もうその子は戻ってきません。
毎年、ご供養をなさっておられますが、どのような気持ちで拝んでおられますか?
「私がすべて悪かった」「ごめんね」「ヒドイ母親です」と中絶されたお子様に語りかけられても、その子は浮かばれません。
「あなたのいる場所は、仏様のところです。」「仏様のところで修行してください、また会いに来ますから」と語りかけてあげて欲しいと私は思います。
あなた自身が、「殺人者」と思う限り、お子様は被害者です。
不完全な人間として生きていれば、様々な問題を抱えます。
今回の事は、もう人間として生きてきた流れの中の出来事なのです。
今を凝視してください。
罪悪感にむしばまれたままで、ご家庭を守れるのですか?
亡くされたお子様は、寂しい事ですが、仏様の元へ行かれたのです。
もうあなたの力では、どうにもなりません。
心から仏様にお任せする以外、手段はありません。
心がブレるなら、お寺に行き無心に手を合わせて下さい。
あなたが心から仏様に感謝できるようになった時、お子様は浮かばれます。
この出来事は、ずっと一生忘れない。
しかし、罪悪感を抱えても何もならないのです。
自宅でも構いません、何も思考せず邪念を振り払い、無心で手を合わせて下さい。
その子とと共に
拝読させて頂きました。
あなたは決して悪くはありませんよ、まして人殺しでもありません。
あなた自身も与えられた大切な命です。あなたには与えられた役割もあるのです。
人生では避けることのできない非業の死もあるのです。
どうかこれからもその子を真心込めて思い手を合わせてご供養なさってくださいね。
私もその子が仏様の元で心穏やかに安らかでありますようにと心を込めてお念仏おとなえさせて頂きご供養させて頂きます。
南無阿弥陀仏
その子は仏様の元で安心なさってくださいます。そして穏やかにご成仏なさってくださいます。そしてこれからもあなたを見つめ見守っていてくださいます。
あなたとその子のご縁は永遠です。どうかこれからもその子にお見守りくださいますようにとお願いなさりご供養なさってくださいね。
あなたと共にこれからもその子は永遠に生き続けるのですから。
決してご自分を責めることなく心から健やかに穏やかにその子とと共ご成長なさってくださいね。
質問者からのお礼
お二方、非常に難しい内容の質問に親身にお答えくださって、本当にありがとうございました。私はきっとまだまだ悩んでいくのだと思います。でもお二人のお答えを思いだし、手を合わせたいと思います。
お二方とも、丁寧に回答頂きまして、本当にありがとうございました。少し心が軽くなりました。またお世話になる時はよろしくお願いします。