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亡くなった母の気持ち

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何度も相談させていただきありがとうございます。もうすぐ母が病による自死で亡くなって3ヶ月が経ちます。
まだ母のことを思い出してもう会えないのか、会いたいなぁと寂しく感じることはありますが、子育ての忙しさや家族の存在おかげでだいぶ立ち直ることができました。

お坊さんに、手を合わせるのが大事だと言われた通り、毎日朝起きた時、夜寝る前は手を合わせておはよう、おやすみ、出かけるとき、帰ってきたときは声をかけるようにしています。

ですが今日占いで自死した母の気持ちを占ってもらったところ、うずうずなカードばかりで正確なことはわからないけど、いろんなことを心の中に抱えたまま亡くなってしまったことがわかり、亡くなった母は今も苦しんでいるのではないかと心配になりました。

死ぬまでつらい想いをしたぶん、もう悩まないでほしいなぁと思います。
亡くなった母の本当の気持ちを知ることはなかなかできないということはわかってますが、なにか母のために手を合わせること以外にできることはないでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

亡き人に出会う

お母様のご命終に謹んで哀悼の意を表します。南無阿弥陀仏
まだ三か月、大きな事実と向き合うことにより様々な不安が心に渦巻いている事とお察しします。

さて、提案ですがご自身のご質問を冷静に何度か読み返してみてください。そして客観的に、自分が相談に答える立場になって考えてみましょう。
あなたが回答僧だったらこの質問にどう答えるかということです。この相談者はどうかんがえているのかな?ということです。

一つの事実が見えてくるのではないでしょうか?

それは、

亡くなったお母様が悩んでいることによりあなたが悩んでいるのではなく、あなたがお母様を心配し悩むあまりお母様を今も悩む存在にしている

ということです。

今回、カード占いの結果によってお母様が悩み苦しんでいることがわかったのではありません。カード占いの結果によってお母様が今も悩み苦しんでいるのでは?と「あなたが」悩んでいるのです。

本当に「わかったこと」と自分が「わかったと思っていること」を混同しない様に。ここが何よりの注意点です。
カード占いの結果は事実ではありません、推察です。でもカード占いの結果であなたが悩むならあなたの悩みは事実です。そして悩むあなたの事実がお母様をあなたの中で悩ませる存在にしているのも事実なのです。

「わからない」はずのお母様の気持ちが、それを「ああではないか?こうではないか?」と心配することでご自身の中で悩んでいることに「変換している」ことに気がつきましょう。

しかし残された者にとって先逝く人を心配するのも無理のない気持ちではありましょう。

だからこそ残された者こそ成仏しなければならないのです。成仏とは真実に目覚めることです。仏様とは真実に目覚めた人のことを指します。
残された者が成仏した時、あるいは成仏したとまで言えないまでも大切な教えに出会えたと心から思えた時、その人に大切な真実を伝えれくれたのは誰でしょうか?
それは先に逝った亡き人でしょう。つまり亡き人が仏様として残された者に大切な真実の教えを伝えてくれたということです。
私が成仏する時、先んじて成仏し私を導いてくださっていた仏様としての亡き人に出会うのです。

お母様はあなたの心にいるのです。あなたが悩み迷うならそれに寄り添って共に悩むでしょう。あなたが喜ぶなら共に喜ぶでしょう。

さて、どんなお母様に出会いたいですか?

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個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

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