これからの人生
はじめまして。
ある日、何があったわけでもないのに突然、生き物はいつか死ぬ!じゃあ今何のために生きてる?って考えが頭から離れず、一生懸命に勉強しても仕事でお金を儲けても死んだらすべて無になると考えてしまいました。そう思う前日に強烈な眠気がありました。うつ病のような何か生きる意味が分からなくなってしまいました。臨死体験や色々な事まで気になりだして答えの出ないトンネルに入ってしまった感じです。
高齢出産で40で出産して小学生の息子がいます。母も私を40代で産み90代ですが元気です。
これから先もこんな事ばかり考えても仕方ないのですがどうぞ心のお力をよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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肉体の死が、終わりではありません。
なおちゃんさん 相談ありがとうございます。
確かに死ぬと、お金も得た物も、死んで持っていけないから
何の役に立たないと思います。
では、感謝の気持ち、「ありがとう」の言葉、愛情、慈しむ心、友情はどうでしょうか?
このような、あたたかい心情は、誰かに影響を及ぼして、
何かが残り、また自分に帰ってくる、と思いませんか?
試しに、ご子息に、あたたかい優しい言葉と態度で接し続けててみてください
ご子息も、優しくなり、あたたかい言葉を返してくれるようになりますよ。
このような、あたたかい心情、行為は、残って影響が及んでいくと思いませんか?
お釈迦様は、
「生まれたものどもは、死を遁れる道がない。
老いに達しては、死ぬ。
実に生あるものどもの定めは、このとおりである。」
とおしゃっておられます。
そして
「生に執着することなく」
また
「死の恐怖」「死の悲しみ」を
手放す勇気をもちなさい。
悲しみにしがみつく心を手放しなさい
虚しく過ごすことをやめなさい。
と教え、
精進し、その先の、「安らぎを求めなさい」と説きました。
その安らぎを求めることを 私は、
感謝の気持ち、「ありがとう」の言葉、愛情、慈しむ心、友情
を発揮することだと思っています。
もちろん信仰も大切です。そして
普段の生活で、
この「あたたかい心」「慈しみのこころ」を実践しようと心がけることが
「これからの人生」と題されてご相談していただいた
解決につながっていくんじゃないかと、思います。
ご相談ありがとうございました。
お釈迦様の言葉をあらためて、学ばせていただきました。
質問者からのお礼
本松寺 ご住職様
早速のご回答、有り難うございます。
色々と考えてしまうと本当にこの世は辛い、試練ばかりの連続ですね。
仰る通り、優しさとあたたい心は未来永劫に受け継がれていくものですね。
私が蒔いたこの種が大きく育ち、世の中に優しさとあたたかさが伝えられていくのなら生きていけると思います。
この事に気付かせて頂いた事、このメールを頂戴出来た事、有り難い事です。
心からお礼を申し上げます。