過度に影響を受けやすい自分を変えるためのお知恵を下さい
私は身近な方々が病気になられたり亡くなられたことで「死」と「生」について思い悩み、信仰に安らぎを求めて自分なりに仏教を学び始めました。
人は亡くなると仏様のいらっしゃるお浄土に再び生まれるという教えは非常に素晴らしいと思ったのですが、元々ほぼ無宗教だったもので「信じたいけど、本当はどうなのだろうか?」と不謹慎にも思ってしまい、他宗教の教えを始め科学的に検証されている例(臨死体験・輪廻転生など)から少々怪しげなスピリチュアル方面まで調べに調べた結果、「信じたい部分はあるけど信じたくない部分もある…どうしよう…」とパニックになってしまいました。
浄土・天国はある、どんな人もそこに導かれる、神仏や先祖の加護はあるなどと言われれば安心し、〇〇だと・〇〇しないと地獄行き(または因果を背負って転生)、この世は仮想、死んだら無などと言われれば「怖い!嫌だ!嘘に決まってる!」とノイローゼ気味に怯えてしまう始末です。
元々思い込みやすい性格で、起こってもいないことや分からないことについて過剰に不安になってしまうほど精神的に揺らぎやすいです。
自分でも大変馬鹿馬鹿しいと思っていますが真剣に悩んでいます。
なんとかしてこんな不安定な自分を変えたいと思い質問させて頂きました。
どうかお坊様方のお知恵をお貸し下さい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏教の教えは八万四千もあると言われています。ですから、もっと広く深く仏教を学んで、その中からあなたが納得できるものだけを選び取ればいいのですよ。
焦る必要はありませんからね。
お釈迦様が悟りに至ったのは35歳の時です。
法然上人が念仏を確信したのは43歳の時です。
あなたも悩みながら一歩一歩自分の人生を信仰を模索して歩んでくださいね。
お釈迦様は言いました。
「人に言われることを鵜呑みにしてはいけません。よく自分で考えて、周りの人の意見も聞いて、正しいかどうか、お釈迦様の教えに合うかどうか判断してから信じるのですよ。」
疑問があればなんでもハスノハに質問してくださいね。
質問者からのお礼
三宅聖章様、ご回答ありがとうございます。あたたかいお言葉にほっとしました。
むやみに広げてしまった浅い知識の中でなんとか納得しようと焦っていたことにご回答を読んで気付きました。
ただ信仰としてすがるのではなく、広く深く、焦らずに仏教を学んでいこうと思います。
また何か疑問が浮かびましたらお世話になります。ありがとうございました。