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サボり癖

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有り難し有り難し 13

最近バイトや学校をサボってしまい嘘の言い訳をしてしまうことがあります。そんな自分に喝を入れてください


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

思ったこと・考えたことを優先的にやっているのでしょう。

人間何をするにもしないにしても何かを「している」ものです。
サボりたいというのはサボさんをしているわけですね。
やりたくないときって「やらない」をやっているのです。
先延ばしやサボり癖、やりたくないということは、何かを言い訳にして「やらない」ことを選択しているのです。
そこに気づいて、まずは思う前に行動を優先されるとよいでしょう。
行動よりも思考が優先されると、何をするにも思考が割り込み車になって邪魔します。
本当にやりたくないことは無理にやらなくてもよいでしょう。
言い訳をするより「本当にやりたくない」のでしょうから、やりたくない理由を考えることです。
やりたくない理由は、その現場に嫌なことがあるからでしょうか。
もしくは、自分自身の引っ込み思案、ネガティブ思考が強く働いてしまっているのかもしれません。
思いというものは、そう言う風に「思えた」というだけであって、実際の現実とは別物なのです。実際に現場に行ってみれば自分が思っていたこととは違うものです。
現場に行ってあらかじめ自分がそうだろうと思ったことを強く持っていると「ああ、やっぱり思った通りだ」と自分の思ったことを優先してしまい、実際の現場の現実をみようとしません。それは自分の中のあらかじめこうであってほしいという思いが強いだけで、自分の思いだけを相手にしていて、現実を見ていないということを選択しているのです。
今、部屋をでて、台所やトイレなどの事を限りなくそれに近いように想像してみてください。そして、その後に現場に行ってみてください。
配置や明るさ、雰囲気など、実際の現場はあなたが思ったことと違っているはずです。
まずは、そこを知ってください。
そうすれば現場やこれから先の事にビビることは無くなります。
嘘というのは、真実に向き合いたくない心理でもあります。
嘘という行為自体、今の現実の現場にないことを頭の中で作り上げることです。
本当の現実の現場で実直に(自分の思いを優先させずに)ありのままの現実に出会ってみましょう。ウソのない、真実だけの快適安楽な生活になります。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

ありがとうございます!実行してみます!

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