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子供が立て続けに怪我

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有り難し有り難し 51

男の子二人の母親です。
上の子が幼稚園で頭を縫う怪我をして、翌日には下の子が自宅で頭を切る怪我をして縫いました。
立て続けで、怪我をした場所が二人共頭の左前部分(額の左上)の同じ様な場所だったので、気になっています。
数日前に無事に抜糸をして、今は二人共元気です。
実は、上の子を授かる前に、二度流産しました。
主人と結婚して、夫婦で子供を強く望んでいましたが、残念ながら二度の初期流産を経験しました。
とても哀しくて、ネットで調べたお寺で二人の水子供養のご祈祷を一度受けて、その後は毎年二人の命日(流産の処置を受けた日)に、家族でそのお寺の水子供養塔の様な所にお参りに行っています。
ご祈祷を受けた際に、住職から、近い内に子宝に恵まれるから、大丈夫ですよ。と、言って頂いて、実際に二度目の流産の二ヶ月後には上の子の妊娠が判りました。
又、二年近く前に今の新居を購入して入居した直後に、下の子の妊娠が判りました。
水子、新居が今回の怪我と関係あるのか、水子やご先祖様からの何かメッセージなのか、とても気になります。
どうかアドバイス、宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

一切関係ありません。

中国の古事で「人間万事塞翁が馬」という言葉をご存じでしょうか?
自分の飼っていた馬が逃げ、まわりから同情されると
飼い主の老人がこれは幸せになると言い、しばらくすると
逃げた馬が別の馬をつれて戻ってきた。
するとこれは災いになると言う。
するとその連れてきた馬に乗った息子が落馬して怪我をした。
すると老人はこれは幸せになると言った。
すると戦争が始まり、しかし息子は怪我の為、徴兵されなかった。
人生良いこともあれば、悪いこともある。
ずっと遙か昔から伝えられているこの言葉は
まさにちゃむさんの為にある言葉です。
あなただけでなく今までにたくさんの人が同じような
経験をしているからこそ、後世に伝わっている言葉です。

水子や、ご先祖様の供養が等というのは
一切関係ありません。
あなたが毎日正しい行いをしていれば
何も心配することはありません。

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50代、妻と娘2人。 若い頃はタイやインドなどアジアを中心に10年程旅行...
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ご安心下さい!

ちゃむさま
なごみ庵の浦上哲也と申します。

水子さんに関するご相談は、hasunohaでもお寺でも時々ありますが、やはり出産前に亡くなった命を哀れみ慈しむ親の愛情なのでしょうね。

ちゃむさんも2度初期流産を経験され、とても辛かったことと思います。その経験を経てご長男、そしてご次男を授かり、ひときわ嬉しいことだったのではないでしょうか。

さて、本題にはいりますが…「ご安心下さい!」
お子さん二人のケガのこと、水子さんのこと、新居に引っ越したこと、どれも関係はありません。ケガの場所が同じだというのは因縁めいていますが、偶然の一致です。

以前にも水子さんについて書いた記事があります。よろしかったらご覧下さい。
http://hasunoha.jp/questions/207

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おきもち

浦上 哲也
横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗...
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「怨憎会苦」などの苦しみと向き合うには

ちゃむ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

この度は、確かにお二人同時期に同じようなところを怪我したので、偶然にしても・・と思うことはあるかもしれませんが、ワンパク育ち盛りの子どものことですから、当然に怪我はしょっちゅうあり得ることで、まあ、たまたま重なったかなという程度にてそれほど特に気にすることもないかとは存じます。

既に怪我も無事に治り、二人とも元気にしているのであれば、尚更のことでございます。

流産は誠につらいことでございます。水子さんへご丁寧にも懇ろなるご供養も通じて、無事に苦難を乗り越えられましたこと、誠に尊いことであるかと存じております。

さて、今回の子どもさんの怪我が、水子さん、新居と何か関係があるのか、水子さんやご先祖様からの何かメッセージなのか、とのことですが、関係ないとお考え頂いて構わないかと存じます。

それよりも、私たちは、怪我や病気、事故、災害に遭うことはいつでも、いかなる時でもあり得ることで、もちろん、事前にできる限りに常日頃から予防したり、注意したりして対策することは大切ですが、どうしようもない時は、本当にどうしようもないのであります。

嫌なこと、怨み憎しむべきことにも出逢っていかなければならない苦しみのことを「怨憎会苦」(おんぞうえく)と申します。これは、生・老・病・死の四苦、また、愛別離苦(愛する者と別れなければならない苦しみ)・求不得苦(求めても満足できないという苦しみ)・五蘊盛苦(生きている存在そのものによって生じてくる苦しみ、五蘊とは、色・受・想・行・識という私たちの存在を成り立たせている各要素のこと)の三苦とも併せて、八苦の一つとなります。

正直、私たちは苦しんで当たり前の存在であり、そのため、お釈迦様も「一切は苦なり」と申されました次第ではございます。

この多々ある苦しみを、何か目に見えないもの、証明もできないようなものなど他のせいにしたりしてどうにか紛らそう、気を逸らそうとしても実は無駄なことでしかありません。

では、いかにしてこの苦しみの現実と向き合って、それを解決していくべきであるのか、その答えをお示しなされましたのがお釈迦様となります。

是非、この機会にでも更に仏教へのご興味を賜われまして、学びをお進め頂けるきっかけとなりましたら幸いでございます。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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メッセージはメッセージとして

ちゃむさん、こんにちは。

お辛いことだったと存じます。しかし、今日があるのも、辛いことがあったけれども共に生きてきた家族だから・・なのでしょう。ちゃむさん家族の生き方に、感服いたします。
 
まず、回答を。今回の怪我はなににも関係ありません。
そして、いままでに起きた出来事を、なにかからのメッセージとしてちゃむさんは受け取っているようです。
 
みなさん仰っていますが、
わるいことがあったから、わるいことをしたから、わるいことが起こる。
いいことがあったから、いいことをしたから、いいことが起こる。
 
・・わけではありません。
 
いつか分からないけども、かならず起こる・・・わけでもありません。
まったく関係ないのです。
 
さて、生まれるまえに、大きく育つ前に亡くなってしまうことは、たしかに悲しい出来事です。メッセージとして受け取ることもできるでしょう。
事実、ちゃむさんは受け取りました。水子供養のご祈祷をしていただいたのはその証。
 
では、先祖供養や水子供養に意味がないかと言えば・・・そんなことありませんよね?
「やった方がいいんじゃないか」・・じゅうぶんメッセージです。
ただし・・・ご先祖様からのメッセージかは分かりません。
 
あなたが受け取ったメッセージを大切にすればいいんです。
供養塔へのお参りも、ふたりのお子さんが大きくなったら止めてもいいでしょう。

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有り難し
おきもち

臨済宗妙心寺派 陽岳寺 住職 1985年生まれ。 東京都江東区深川出身・...
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どんなメッセージを受けましたか

ちゃむ様へ

水子さんに関するご相談は、お寺でも時々あります。
可能な限り、会ってお話をさせていただいております。
私は、正直会ってお話をさせていただかなければわかりません。
今回のことにどんなメッセージが込められているのか
簡単に回答することは控えさせていただきます。

ただ向井様のご回答にあるように
ちゃむ様が気になっているのですから
なんらかのメッセージが込められているのかもしれません。
どのようなメッセージを受けましたか。
もう一度振り返ってください。合掌

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おきもち

鈴木光浄
「人の一生に寄り添うことのできるお寺」を目指しております。さまざまな御縁を...
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