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悩み

回答数回答 1
有り難し有り難し 13

わたしは人をいじめたことも人からいじめられたこともあります。

普通ならいじめられてイヤな思いをしたら相手にもしないって
考えるのが普通なのに
私は「私だってイヤな思いをしたんだから他の人だってするべきだ」って考えました。

もうバカの極みです、自分がやり返せないのを関係ない子にぶつけて
ほんと情けないです。

結局いじめたことでまたそれが返ってきていじめがダメなんだなって
気づきました。

いじめられたこと
いじめたこと

両方が頭にこびりついて離れません。

よかったらこんなバカにアドバイスください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

教わるより、気づいたこと。

もう、おバカさんですね。
でも、けっこう人生はそんなものです。人間、「教わったこと」のうち、ほんの一部しか、自分のものにできないのです。教えてもらっても、自分の身につける時間や経験がないと、上っ面の「口だけ人間」になってしまいます。昔のギリシャの人も「知らなかった、という事に気付いたよ」とビックリして、その言葉が今でも残っているのですから、いかに根深いか分かるというものです。
だから、「気づけたこと、良かったですね」と、まずは申し上げます。

そして、「誰かにもらった恩は、別の人に返す」こともできるのです。先輩にして貰ったこと、親にしてもらったこと、友達にしてもらったこと。直接その相手に「ありがとう」を言うのも、もちろん大切なことですけれど、「誰か別の人に返す」のは、なかなか素敵なことです。「ありがとう。どうして、こんなにしてくれるの?」「私も、前に他の人からして貰ったからね。」って、イジメでも同じ構造が成り立つのですが、楽しい事、嬉しい事、ためになった事、などでも成り立つのです。
できる事なら、こっちの「嬉しい連鎖」に入りたいですよね。

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