物の見方や性格の歪み
物事を俯瞰したり、一歩下がって引いて見る方法を教えていただけますか。
私は感情に振り回されたり、
先走った言動をしてしまいます。
人から怒られたら、怒り返す、
冗談を言われると、本気にする、
何かに不安を感じたら、
すぐに不安を取り除こうととにかく焦り、
余計なことをして返って痛い目に何度もあいました。
また、比較をされるのが大嫌いで、
嫌なことをされると何十倍にも返してやろうだとか、プライドが傷ついたから懲らしめてやろうだとか、相手を謝らせてやろう、困らせてやろう、
他人の愛情を試すような性悪さがあり、
こういった部分でもうなんども痛い目にあいました。
ご教示よろしくお願い致します。
神経過敏なところがあります。繊細すぎるかも。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「怒り」という名の風邪をひいていたら誰も近寄らない
お釈迦さんは、「怒らないことによって怒りに打ち勝て。」とおっしゃっています。
なるほど、たしかに「怒りを相手に向けてすっきりする」よりも、「こんなバカなひとを許してやってるなんて、私はなんて余裕があるんだろう」と考えたほうがすっきりするのかもしれません。
「あのひとこんなことで怒っちゃって。みっともない。私のほうが大人ね」と「怒りの感情を見下す」ことができれば、怒りの感情が周囲からみればいかに醜く無駄なものかがわかります。
一時的な感情で相手を乏しめ、傷つけても、そのときはすっきりするかもしれませんが、後から嫌な気持ちがタンのようにつまっていつまでも気持ちが晴れることがありません。タンを吐き捨てても、原因となる風邪を治さなければ、永遠にタンの気持ち悪さからは逃れられないのです。
それなら、最初はつらいかもしれませんが、まずは「我慢」という名の苦い薬をのんで、「怒り」という風邪を治しましょう。
次に、また怒りの風邪をひかないように、心の体調を整えるのです。
それが、「怒りを見下す心」という健康法。
風邪ひきの人に近づきたくないのと同じで、いつも怒っている人には近づきたくないですからね。
でも、あなたは、その「怒り」がしんどいことだと気付いている。もう、それだけで8割がた治っているようなものです。自覚症状がなくほったらかしにしていたら、悪化してもっと取り返しのきかないことになりますから。
その心の風邪を診療するお医者さんが、このHasunohaにはたくさんいます。
また、不安に思うことがあれば、いつでも問診に来てくださいね。
質問者からのお礼
不悪口院 恵成 様
ご回答、ありがとうございます。
俯瞰になることもでき、尚且つ、怒りに捉われない考え方です。
会得することが出来るように、勉強していきます。
重ねてお礼申し上げます。
後日、怒りを感じるようなことがありました。
バカな人を許してやる私は余裕があるな。が、なかなか実行するのが難しかったです。
見下す、俯瞰の視点は、難しいですね。
「相手」に怒りで打ち勝つよりも、「自分の中にある怒り」に打ち勝てるようになるために、 今後も精進いたします。