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有り難し有り難し 25

今まで寂しくて誰かに好かれたくて、まわりのひとが喜びそうなストーリーを作っていました。一言で言ったら「嘘」です。
よくない事は分かっているけど、ずっとそうやって生きてきたから…。というか、生き抜いてきたから簡単にはなおせません。
ですので、嘘を逆に利用しようと思います。
苦しいとき、辛いとき、無理やりにでも口角を上げて自分を騙そうと思います。
時々なら自分を騙してもいいと思います。

お坊さんのご意見が聞きたいです。
よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自利利他円満

仏教が説くのは自利利他円満です。

他人のためだけならしんどい。
自分のためだけならむなしい。

他人のためと、自分のため、どちらにも極端に偏らずほどほどバランスよく!です。

周りの人を喜ばすために嘘のストーリーを作り、それで喜んでもらっても虚しくありませんか?
自分が本当は苦しくて辛いのに、どんな時でも口角上げて笑わなければいけないのはしんどくありませんか?

嘘をつく・騙すのと、自分を律する・整えるのはニュアンスが異なるでしょう。

辛い時、苦しい時でも口角上げて笑うという形を整えれば心も付いてきてその場では周りに辛い事や悲しい事はさとられないかもしれない。
でも自分まで本当はその辛い事・苦しい事を辛くなんかない、苦しくなんかないと思う必要はない。
自分の気持ちは素直に許してあげましょう。その上で他人とどう関わるかはまた別問題です。もちろんその関わり方において嘘はよくありませんね。この「嘘」というのもどんなものかはまた程度・ニュアンスによるのかもしれませんが…

なんとなく言いたい事は伝わったでしょうか?

無理しないで、自分を偽らないで、ということです。社会ではそれが許されないと感じる場所が多いかもしれませんが、例えばお家に帰ってお風呂の中でとか、信頼できるご友人の前ならとか、私たちであればご本尊の前だとか…そういうありのままの自分になれる場所があるといいかもしれませんね。

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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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こんにちは。

 アメリカの哲学者・心理学者のウィリアム・ジェームズ氏の言葉に「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ)という言葉があります。

 私は、「つらい時こそ笑顔で」をこころがけています。 笑うことで自分の心を保っているところもあります。自分のためのはずなのに、私の笑顔が救いになったと言われた事もありました。

 うそのはずのその笑顔が、ほんとうのあなた自身や、あなたばかりでなく周囲の人たちにとっても救いになることもあると思います。

 是非笑顔で。そうしていると、きっとほんとうのしあわせがあなたのところにきますよ。
 

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

吉武 文法 様
こんばんは。
遅くなり、ごめんなさい。
吉武さんが、おっしゃる通り嘘のストーリーで誰かが喜んでも虚しかったです。でも寂しくて嘘をつく。
だから、だからです。嘘でも口角をあげるのは。苦しい中、辛い中で笑うことができたら、私にとっては自信になります。笑えなくて、もともと。そんな中、笑えたら儲けもんです。
もちろん、苦しい自分、辛い自分も認めます。

光禪 様
こんばんは。
笑顔が救いになる、ってステキですね。
きっと辛くても無理に笑顔でいるひとが、いるかもしれません。いつか、そういうひとの事を気づけるようになりたいです。
本当のしあわせ。
ハスノハのお坊さんや質問者さん、世界中のひと、生きとし生けるものに本当のしあわせがくるといいですね。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ