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女性の幸せって結局?

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女性は充実した仕事をしていても、結婚をすればキャリアは途絶えしまうかもしれなかったり、仕事ばかりしていれば結婚をしろと言われたり、結婚をすれば子供は?と言われたり、妊娠し大変な思いをして出産すれば育児もして、仕事もして家事もやれと言われる
男性はその点、仕事をしていれば何も言われないし、育児や家事に参加していればイクメン等褒められますが、女性は仕事をしていれば立場は同じなのに、褒められることはないですよね

ひとりで生きるにしても女性は一般的に稼ぎがあまりないですし、
例え結婚するにしても妊娠すれば、相手の収入だけで生きれる相手でないと厳しい、収入があっても人間的に合わなければ結婚生活すら難しい…

妊娠も年を重ねればリスクが伴い、なかなか妊娠できにくくなってきます
仕事や自由を優先していたり、相手を選んでいたり又はなかなか相手が現れないと、子供が欲しいと思った時にはなかなか授かるのが難しかったりするのではないでしょうか

女性は生物的(体力、根本的な身体的負担等)にも、社会的(特に日本)にも生きづらく、取捨選択しなければならない場面がたくさんある気がして、女性の本当の幸せとはなんだろうと考えてしまいます。

私は好きな人と結婚して好きな人の子供が欲しいし、仕事も頑張りたいです、キャリアも捨てたくないです。
ただそれをするにしてもなにかを捨てなければいけないですよね?
独身で生きていくこと?
結婚してすべてを家庭に捧げること?
結婚相手の何かを妥協すること?

女性はどのように生きたらいいんでしょうか
全部を優先するのは欲張りですか

女性の幸せとは、何ですか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

女性としての幸せではなく、人間としての幸せを!

Kaoruさん、こんにちは。

 現代社会の、女性の不利益さ、性差別差について悩んでいるのですね。その通りだと思いますが、ただ現代思想の中には、ただ男性のように差別する側になりたいという男性と同じ考えの差別思想もあるので注意が必要です。

 人間という動物の一番の目的は、自分のもらった命を社会で子供を育て次に伝えるという目的があります。その中で子供を受胎する女性を守るために、生物進化の中で、男を作り、子供を作る女性を守るために、危険なことは男性がする社会が作られてきました。なのでリアルに子供を授かり、一番近くで育てる女性は、一番崇高な仕事をしているのです。決して女性のデメリットではありません。

 そして現代は男性ではなければできないことも社会変化と技術革新によって、女性だけでも生きていける、仕事が可能のようになってきmした。今、女性進出の社会変革を行っている時代だと思います。

 どうすれば大切な子供を育てることができるのか?男も女も、それが第一義です。男がそれを放棄しているのであれば、女性が損ということではなくて、男性が悪いのです。そして子育ての合間で、あるいは子育てが終わって、自分のことを楽しめることができるのです。

是非、Kaoruさんも、女性の不公平を嘆いて、女性の子供を持つ、育てる権利(義務ではなく権利です!)を放棄するのではなく、自分の女性以上に人間としての生き方を作ってください。夫に仕えるために結婚するのではありません。子供を育てるという人間の崇高な目的のための結婚なのです。

 もちろん、結婚しない、子供は持たないという選択もあります。でも社会的には税金を払って、あるいは他の子供の教育をお手伝いして、他の子供たちを大人に育てる責任の一端を担うようになっています。これは社会動物としての役割でもあります。

 まだまだ女性には厳しい社会ですが、日本ではあなたの努力次第で独りで生きることは十分できます。たくさんの女性が、シングルマザーが、男性の力を得ずに生活しています。現実の社会を恨んでもあなたが幸せにはなりません。それはあなたの努力次第です。

がんばって!いつでも悩んだら相談連絡を。応援します。合掌

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