大学進学
私は、高校三年で大学受験中です。こんなことをしている場合ではないとはわかっているのですが、質問させていただきます。
私は、今までずっと同じ場所で暮らしてきました。高校も地元の歩いて15分くらいの所に行っていました。
当然、高校にも小学校や中学校の友人が多くいて、あまり変化のない生活だったと思います。
だから、自分の世界を広げるために、大学では地元を出て、県外に行こうと考えていました。
ですが、私の親はあまり露骨に言うことはしませんが、できるだけ、地元の大学にいってほしいようです。
その理由は、私の兄が県外の大学にいって、そこで事故にあい、亡くなったからではないかと思います。
私が地元を出ることを、親が嫌がる気持ちもわかってしまうのでとても迷っています。一度は県外にいくと決めたのですが、直前になって、また、迷いはじめてしまいました。
勉強にもあまり集中できていません。
県外にいくのが親への裏切りのように感じます。親に直接きくのも、兄の話は家で禁句のようになっているので、憚られます。
どうしたら決断できるでしょうか。
どうすれば後悔しない結果になるでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
まっすぐ目の前のことに集中を
2月15日…うん、もうじっくり考えて方向転換していい時期ではありませんね。当初の予定通り初志貫徹すべきでしょう。
はい、この質問を読んで下さい。お母さん目線の質問です。
https://hasunoha.jp/questions/12331
「親離れ」という言葉がありますが、同時に「子離れ」という言葉もあります。それは誰もが通る道。でも、親からするとどうやら男の子よりも女の子が出て行くときの方が辛くて心配になるんですね。
お兄さんの事故はたしかに無縁ではないかもしれません。でも、お兄さんの事故が無かったとしても、間違いなく親御さんは同じように心配されたと思いますよ。
だから親御さんのために地元に残りましょうという話ではありません。親はいつか必ずそのハードルを越えないといけないんです。それは避けて通れません。もしあなたが親御さんを理由に地元の大学を選んだなら、間違いなく後悔するでしょう。誰が後悔するか?親御さんが「娘の足を引っ張ってしまった…」と後悔するんです。親心ってそういうものです。
お坊さんがハッキリ言います。それはあなたが気遣うことではありません。親御さんも大人です。自分の心のことは自分で決着をつけます。親御さんを気遣って親御さんに惨めな思いをさせてはいけません。あなたはあなたの課題に集中しましょう。