ブッダの髪形と仏像の歴史
回転寿司が好きで、毎週のように回転寿司を食べています。
最近は回転寿司を食べ終わってふと、身体はもとより思考も縁で結ばれて諸法は無我だなと感じます。
それはおいといて、今回の質問は、お坊さんに質問するより、学者さんに質問した方が良い内容ですが、分かられる方がいらっしゃれば教えてください。
史実のブッダ(ゴータマ・シッダールタ)は、80歳の坊主頭の年相応のお爺さんでしょうか。
もともと当時のブッディストの比丘や沙門が髪を剃る理由としては、世俗との決別や、当時の罪人を模して、髪形を気にするのが煩わしいから、など色々な理由があります。だからというわけではありませんが、ブッダも出家してからは生涯剃髪をしていたのでしょうか。
仏像の螺髪は仏相の一つですが、もともとは仏教が紀元前後に北伝の途中、ガンダーラに行ったときに、当時流行りの貴族階級の男性の髪形を参考に、団子頭の仏像を作り、それがマトゥーラで螺髪になったという説があります。
今回はトリビアとして人に話せたらな、というところと、
(あの螺髪や水かき等を含めた仏相は)生物的に考えて人間ではなれないな。
という二つの疑問からの質問でした。
原始のブッディズムに非常に興味があります。 大乗仏教の教えの中にもブッダの言葉があるのかもと思い探しています。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
諸説があるとしか言えません
ひろさん、剃髪の理由や仏像の歴史など、よくご存知ですね。
まず初めにお断りしますが、大変申し訳ございませんが、私には正解は分かりません。たくさんの答え、つまり諸説があるのが現在の状況かと思います。
>トリビアとして人に話せたらな、というところ
人に話すというのが、どういうことか、どういうレベルのものなのか、よく分かりませんが、トリビアと言うのは雑学とか些細なことという意味ですから、今回の問いはあまり適した内容では無いと思います。
>(あの螺髪や水かき等を含めた仏相は)生物的に考えて人間ではなれないな。
そうですね。ですから「仏(佛:人にあらず)」なのでしょう。
ひろさんも、今の髪型と、10年後、20年後の髪型は変わってくることでしょう。お釈迦さまも、生涯で髪型が幾度となく変わられているかも知れません。ですので、どれがお釈迦さまの髪型か?ということに学術的な興味を持たれる方がいらっしゃるかも知れませんが、仏教とはあまり関係ない話だと私は考えております。
質問者からのお礼
>>増田俊康様
お返事ありがとうございます。
確かに、髪形を問われても分からないですよね。
私も分かりません。ゴータマシッダールタとは会ったことがないので。
(会った事がないから分からないというのは正しくないのかもしれませんが)
原始仏典には悟った後も剃髪していたとは書いていますが(スッタニパータ)、毛髪を作り出す細胞が死滅していない限り髪は伸びますからね。
真面目に真摯に一生懸命突き詰めて、史実の80歳のブッダの髪形を調べて行ったら、事実が分かるよりも先に、私の寿命がきてしまいます。
重要なのは、ゴータマ・ブッダが現象として生じ老病を経て死んだという事。
だから佛は人にあらずなんですね。
そしてゴータマブッダと我々は生まれが同じなので、我々もまた安穏と生きることができる。そういうことですね。
まぁ、歴史学者目指すならこんな答えではボツでしょうが笑