勝ち負け
何事も勝ち負けを考えて優劣をつけてしまいます。成績も容姿も順位をつけられるものは何もかもです。特に成績と容姿のことは自分でも異常ではないかと思うほど勝ち負けに執着してしまいます。2つの事を相談するには文字数が足りないので今回は成績のことをお話しします。
私は大学生で薬学部に通っています。偏差値は高いとはいえず、入学を希望した大学ではありません。私は高校入学を機に学歴や成績を酷く気にするようになり高校時代は勉強が出来ることが全てだと思っていました。今でも高校時代程ではありませんが勉強ができる人間の方ができない人間よりも人生得をするという考えは変わりません。だから大学も偏差値の高いところばかりを志望していました。結局二浪した結果志望校に入学することはできず私は拒否しましたが母親の勧め(勧めというより強制に近い形でした)で滑り止めの大学へ入学しました。
偏差値の低い大学ということでそこで一位になれない自分や指定校推薦で勉強をせず楽に入学した友人(言い方は悪いですが友人が言っていたのでこのような表現をしました)の成績に負けている自分がどうしても許せません。
勿論自分の価値が勉強だけだとは思っていません。私は絵を描くことや文章を書くこと、人前で話すことが得意です。ピアノ、エレクトーンも演奏できます。ただ、どうしても学校に通っているとそこで過ごす時間が一日の大半を占め成績発表がありそこで発表される順位に目がいってしまいます。負けると腹が立ち友人と口を聞きたくなくなってしまいますし、何事に対してもやる気が起こりません。これで今まで何回も時間を無駄にして自己嫌悪……という流れを繰り返しています。
自分のことは好きですがこう感情の凸凹が激しいと日々疲れてしまって……。実は私は薬剤師にはなるつもりはなくイラストレーターになりたいと考えています。そこで一度母親には真剣に退学したいと話しましたが聞き入れて貰えませんでした。正直入学を希望していた大学ではないし学びたい学問という訳でもなく母親に言われるがままに通っているだけの大学なのでその大学の成績に振り回されるのが嫌になってしまいハスノハでの相談に至りました。
もう、成績で一喜一憂する日々は嫌です。何か良い考え方や心の持ちようなどがあれば教えて頂きたいです。長文で読みにくいとは思いますが宜しくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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薬剤師の道は甘くないけど、一応食っていけるでしょう
詰まんない回答になりますけど
イラストレーターを仕事とする方が厳しいと思います。何故なら、イラストレイターを職業とするためのルートが定まっていないからです。売れっ子になれれば、収入の面でも名誉の面でも実に素晴らしい業界です。但し、売れっ子になれる保証はどこにもありません。売れっ子になったとして、永遠に売れっ子で居られる保証はありません。勝ち負けという観点から見れば、イラストレイターの世界は実に厳しい世界だと思います。イラストレイターの世界に挑戦したいなら、「負け」の場合を覚悟して挑むしかないと思います。
薬学部の場合も、薬剤師という国家資格を取得できるか否かという勝ち負けがこの先に待ち構えています。資格を取れなければ、6年間の勉強と学費が水の泡になってしまいます。自分自身のためにも、お母様のためにも、そういう事態は避けたいですよね。
薬剤師となった場合でも、病院勤務とするか、調剤薬局に勤務するか、一般薬局に勤務するか、製薬会社に勤務するか、選択肢があると思います。希望する職場に就職するには、やはり実力が問われると思います。
どちらに進んでも、他の方々との比較において「勝ち負け」は付きまといます。付きまとうけれども、自分自身が納得出来るかどうかが大事です。自分自身が納得するためには、自分自身が今後どれだけ向上できるか、どこまで向上できるかが大事だと思います。収入面で満たされなくても、「自分で選んだ道で自分自身が向上できた」なら、「いい人生だった」と納得できるでしょう。