神様について
嫁ぎ先は数年前まで家業を営んでいたので、自宅敷地内に神様を祀っています。
自宅で法事を営んだ際
お寺さんに神様にも唱えて頂いているのに不思議に思っていました。
お坊さんが神様を?と。
先日、神様を祀っている場所の土地を売却することになり
残す土地の方へ神様を移動しました。
神様を移動する前に上記のお寺さんに来ていただき、魂を抜いたそうです。
が、お寺のお坊さんに、神様の魂を抜いたり、入れたり出来るんでしょうか?
神道である神様に仏教のお坊さんがお経を唱えて、神様は気持ちが良いものなのでしょうか?
亡くなったご先祖様の魂の供養はお寺さんのお坊さんにお経を唱えて頂き
亡くなった方も残された者も癒されます。
が、商売繁盛をと祀った神様には、それにあった神道の方にお世話になるべきと思うのですが
私の考え方は間違っていますでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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仏教では、神を護法神や鎮守神として祀ります
寺院には、様々な神様が祀られ、神様に対する儀礼も行われております。
仏法を守護する護法神として祀られたり、土地建物や寺内の人々を護る鎮守の神として祀られたりします。、
檀信徒の家の地鎮式や落成式を僧侶が執り行うことがありますが、私が属ずる曹洞宗の場合、地鎮式では土地の神様に読経して工事の安全と進行を祈願します。落成式手では、土地や建物に宿る神様に読経して竣工を感謝し、当家の家内安や商売繁盛を祈願します。
家を守る屋敷神として家の庭に祠(ほこら)や社(やしろ)を建てる事例は多くみられます。その祠や社にどんな神様を祀るかは特に定めは無く、伊勢神明、稲荷、愛宕、八幡、秋葉、熊野、白山、鹿島、香取等様々です。八幡神を八幡大菩薩と呼んで、仏教寺院でお祀りする場合は多いです。愛宕、白山、熊野、秋葉はそれぞれ「〇〇権現」と呼ばれて、仏教寺院にも多く祀られ、仏教による宗教儀礼も行われています。
稲荷には神道系と仏教系があります。仏教寺院では、インド由来の荼吉尼天(ダキニテン)を祀っている場合も多いですが、通称として稲荷神社と呼ばれています。愛知県豊川市の豊川稲荷は非常に有名ですが、曹洞宗妙厳寺の荼吉尼天を祀る御堂です。
以上のように、仏教寺院で護法神や鎮守神として祀られてる神が家の庭に屋敷神として祀られている場合、寺の僧侶に頼んで祈祷や読経してもらいます。決して、不思議なことではありません。