流産した子供の行方
回答 2
有り難し 32先日、母から流産していた話を聞きました。
何がきっかけでそのような話になったかは覚えておりませんが、「もしかしたら貴方には兄弟がいたかもね」なんて話をされ、過去に触れる事にもなるのであまり掘り下げはしなかったのですが、ふと気になりお教え頂きたく質問致しました。
私は幼い頃にかなり大きな交通事故、また最近に手術を必要とする病気にかかったのですが事故の際は幸いにも痕の残る怪我のみで後遺症は一切無く、病気に関しては危なくなる一歩手前で気付く事が出来ました。
これにはやはり何か過去の霊の様なものが助けてくれたのでしょうか？
また、私自身から進んで何かするべき事はあるのでしょうか？
これから産まれてくることが出来なかった彼（彼女）の分まで幸せになる為に是非お教え頂けますと幸いです。
お坊さんからの回答 2件
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生かされていることの有難さですね
華房さん、こんにちは。
私は、浄土真宗の僧侶なので「霊」や「水子」という視点ではないのですが、有難いことだなぁと感じました。
浄土真宗では、亡くなると仏様としてお浄土という場所に産まれさせていただくと聞かせて頂くんです。お母さんのおなかの中で、一つの命が生まれた瞬間、阿弥陀如来という仏様が、「あなたは、仏として産まれる大切な命なんだよ。たくさんの人に育てられるなかで、是非、仏縁にあって、私のことも知って欲しいな」と願って下さる。
亡くなられた命が、大きな仏様となって、ずーっとずーっと、華房さんご家族をはじめ、私達のことを見守って下さっている、というのが私達宗派の捉え方です。
御兄弟は、華房さんを救わずにはおられなかったのですね。本当は、自分もしたかった「子の成長」を見せることや、両親を笑わせること…たくさん、この手でできなかったことを、華房さんがご両親にしてくれた。あなたがいるから、父母が幸せに過ごせた、自分と一緒に人生を生きてくれてありがとう、といつも寄り添って下さっているんだなと感じます。
お母様も、流産の経験を話すというのは、辛いことだったかもしれませんが、お母様の強いお気持ちが、御兄弟の死や仏様としてのはたらきを「なかったこと、知らなかったこと」ではなく、「見守られていたんだ」というご仏縁にして下さった。
仏様は、見返りを求めず、ただ私達に「あとのことは心配しないで、一生懸命、笑って泣いて、困っていいんだよ」と包んでくださいます。
御兄弟のご縁に感謝して、この命に感謝して生きることが、彼・彼女が一番喜ぶことだと思います。
知らなくてもあなたの大切な兄弟
華房さん、こんにちは。
水子の兄弟がいたのですね。
私にもいます。いろんな縁があって、私は生まれ、そして弟はこの世に誕生しませんでした。でも大切な兄弟です。もし気になるようなことがあれば、是非お寺さんで、回向供養をしてあげてください。そして水子兄弟の分まで、幸せに生きる誓いをされると、霊界の兄弟も喜ぶことでしょう。
私の命は私だけのものでなく、多くの方の命でもあることを実感すると思います。
合掌
