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猫のために死ねないと思うのは欲ですか?

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

先日こちらでお言葉を頂き、冷静になれ、自分を取り戻す事が出来ました。ありがとうございました。

色々と考える中で、以前 住職さんに頂いたお言葉で疑問に思った事がありますので教えて下さい。

二十歳の頃、四国八十八箇所を1人で回ってきました。その際にどこのお寺か覚えていませんが

いつ死んでもいい様に生きなさい
死を恐れる生き方をしてはいけません

というお言葉を頂きました。

アレをやってない、まだ生きたい、遊びたい、食べたい、こういう欲が死を恐れさせるから〜と言うお話でした。

ハッキリ言いますと
私は今死んでもいいです。

死にたいのではなく
今 突然交通事故に合って死んでしまっても人生に悔い無し、幸せでした。
もちろん死ななくてもいいです。
いずれ訪れるものなので仏様が決めた結果なら、どちらでも受け入れます。

と思う反面、飼っている猫がいます。

私が死んだら一人ぼっち
猫の面倒は誰が見るのだろう…
など考えたら、今死んではいけない!と思ってしまいます。

これは欲になるのですか?
そうなるならば、家族がいる人間は

『いつ死んでもいい』

と言う気持ちには一生なれないのでは無いでしょうか?
どんなに考えても答えが出せませんでした。
教えて頂けませんでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

平気で生きている事

正岡子規の言葉に
「余は今まで禅宗のいわゆる悟りという事を誤解していた。悟りという事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思っていたのは間違いで、悟りという事は如何なる場合にも平気で生きている事であった」
とあります。

悟りとはいつ死んでもいい、ではなく、平気で生きていられる事なのです。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

コメントありがとうございます!

衝撃的でした、
死ぬために生まれたと捉えて居たので
全くの別視点に身震いしました。

深いお言葉ですね
考えさせられる事が多く言葉に出来ませんが
もっと精進したいと思います

教えて下さり ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ