占いに左右されてしまう私
こんにちは。
勤めて12年たつ職場をやめて、転職をしようか悩んでいる34歳独身です。
今も恵まれた職場ではあるのですが、最近このままこの職場にずっといることが幸せなのかわからなくなり、新しい場所でもっと新しい自分を見つけたくなっております。
この年で転職はすぐに決断できなくて、しばらく悩んでおります。
そこで、いろいろな占いの本やサイトなどを見てしまうのですが、TVにも出ている有名な占い師さんの占いでは「今年は転職はNG」と書いていたり、
先日行ったタロット占いでも、今年より来年がいいとの結果が出ました。
そのような結果ばかりなので、ますます決められなくなっています。
占いは、信じるべきではないのでしょうか??それとも信じてやめるべきですか?
年齢的にも、転職するならなるべく早いうちにしたいとおもっております。
占いに左右されている時点で、私自身も中途半端なのでしょうか。
ご意見よろしくおねがいします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
この私の思い通りにならないのが この世。この人生。
この私の思い通りにならないのが この世。この人生。
仏教では、そこを説いているのです。
あなだが思うように、先か素晴らしいものであれば、なんの悩みも苦しみもなく、前に進めるのに、人生とはそうはいかないですよねぇ。
自分で決め兼ねられなくて、何かに頼る(頼りたい)気持ちが働くことは、私にもありますよ。
でも、結局 人間の欲(煩悩)は満足ラインがわからなくて、もっと もっとと求めてしまう。何かに求めても、自分の思うようにならなければ、また別の何かにすがり 人生の判断を委ねる。そう思うと、人間とは 勝手で愚かなものですよね。
仏教には、私のこの命、人生、揺るぎない大きな拠り所となる救いがあります。
あなたが、不安になり占いに頼る心情なのは、理解できます。ただ、それに人生を委ねていくことは、なんとも 不安定で 情けないことか、ということも考えなければなりませんね。
占いよりも、自分自身で これからの生き方を しっかり考えてみましょう。
悩むことは、大事な学び、気づき。
あなたの人間としての成長なのですよ。
深く固執すれば吉も凶も共に凶に
ちゃいさん、初めまして。。
私は僧侶になる以前にご縁があり占いの世界に足を踏み入れ、僧侶として生きる現在でも占いを嗜んでおります。
ですから占いそのものが悪いとも思いませんし、有用な道具だと考えています。
ただ、本来の占いとは暦の研究と活用であり、暦は天体の動き、大自然の動きを記録したものであります。大自然の力(気)の流れや気候の変化などを人間の社会生活に活用するためにあります。 いわば、昔ながらの天気予報。 寒暖で服装や食事を変え、天候で鞄や靴を変える。などです。
また、占いというものは今置かれている状況や自分の性格、性質を観察し、周囲の状況を生かしながら己の弱点や短所を教え、その克服の機会を与えつつ、同時に気付かずに過ごしているかもしれないその人の長所を発見させ、それを養い育てるところに意義があります。
そして何より吉凶の是非は大切ですが、それらに深く固執すれば吉も凶も凶となるとも伝わっています。
無理に辞める必要はありませんが、貴女が信じるべきは貴女自身や貴女の周囲にいて支えてくれる方々であり占いではありません。
貴女の人生の主は貴女です。
応援しております。
合掌(^人^)
自然と導かれます
拝読いたしました。
12年も勤められたところを離れ、別の世界に飛び出すのはなかなか勇気がいるもの。
すぐに決断できなくて、との事ですが、当然です。
こういう時は、どうしても占いやゲン担ぎに頼りたくなるものです。
人間というのは、勇気もあれば、どこか弱い部分も持ち合わせていますね。
もし占いを信じ、来年以降に転職したとしましょう。
そこで、上手く事が運べば、あなたは次の何かも、占いで決める事になるでしょう。
なぜなら、あなたの実力で乗り越えたはずのものが、占いによって解決できたと勘違いを起こすからです。
あなたがその力を得て、時が満ちれば、自然と導かれます。
どの道を行けばいいか。
それは仏さまが決める事。
あなたがいずれの道を進まれるにせよ、進んだ方向に意味があるのです。