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自分を傷つける男性ばかり好きになってしまいます

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気がつくと自分を傷つける男性ばかり好きになって毎回辛い想いばかりしています。付き合い始めは優しい彼が、数ヶ月すると怖い感じになって酷い事を言われたりします。一度好きになるとなかなか気持ちが切り替えられなくて別れても忘れられません。
これ以上、同じ様な経験はしたくありません。最近は前世で自分が男性に酷い事をしてそのカルマなのか?などと考える様になりました。その様な事はあるのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

似たような男ばかり好きになるという慣習

思い切って交際する男性のタイプを変えた方がいいでしょう。
そういう男と一緒に居て本当は幸せではないでしょう?
あなたから断ち切るべきです。
誰かの前であなたらしくあろうとしないことです。
もっと周りを見回してみましょう。
「普通の」幸せは、そんな傷つけるものはありません。
そもそもが異性と一緒にいない時だって幸せにはなれるのです。
本当に天地に一個の自分に気づくことです。
独り生まれて一人死んでいく身。
授かりだらけの自己。
何かしないと幸せになれないなんてことは元々ありません。
相手の事を好きであると思っていても、そういう自分が好きであったりするほど、人間、自己愛、愛着がしつこくまとわりついているものです。
それは、幸せの求め方が自分ルール、マイルール、描いた図式に過ぎないのです。
描いて、きっとこうであろうと思っても、実際にその人と一緒に居て苦しければそれは間違った図式。
悟った人たちは、図式がもともと無い。
いつでも目前の事しか相手にしていない。
情報化されたものや、実質的に不幸せなものには手を出さない。
確かに、生きてください。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

アドバイス頂きありがとうございます。
頂いた言葉が心に沁みました。私は恋愛に受け身なタイプで、一生懸命アプローチしてくれる男性とばかり付き合っていました。最初は物凄く一生懸命で魅力的で優しいのに、数ヶ月経って私が本当に好きになるとダメになりました。毎回一緒です。相手が違うから、今度こそは違う!と思っても結果は一緒でした。
恋愛しなくても十分幸せになれるという基本的な事をとても長い間忘れてしまっていました。アラフォーで年齢的にも結婚したい気持ちも強いですが、これ以上同じ事の繰り返しでは精神的にも持ちこたえられないので、今は生かされている事をありがたく思い、日々の生活で自分で自分を幸せにできるようにしたいと心から思えました。
ありがとうございます。

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