5月病(?)について。
こんにちは。
今年の4月から、希望の大学に進学しました。4月と5月の終わり頃までは毎日張り切って、勉強や、自分の学びたいことを精一杯やっていたのですが、5月の終わりから6月のはじめにかけて、体が疲れてしまい、勉強しない日もありました。また、朝どうしても起きられず、2回ほど学校をサボってしまいました。
もうそろそろ、きちんとした生活に戻さないと、まずいのはわかっていますが、入学当初のような高いモチベーションが持てず、また体も疲れが溜まっている感じです。このような時、どうしたらいいのでしょうか。教えて下さい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ストレスマネジメント
ちょっとお疲れのようですねー。
希望の大学に進学できたということは、きっと受験勉強もみっちりやってきたのでしょう。まぁ、最初ですし、張り切るのも当然。だけど、何事にも程度というものがあります。
仏教は、両極端を最も嫌います。
琴は、弦を張り過ぎれば音が詰まり、緩すぎれば音がならず。ちょうど良い張り具合が一番良い音がしますよね。お風呂だって100℃では大火傷。だからといって0℃に下げれば風邪どころか心臓麻痺でしょうね。
やりすぎもダメ、やらなさすぎもダメ。
これを仏教では【中道】といいます。
やりすぎはストレスになる。でも、やらなさすぎもまたストレスになる。
だから、やるときはやる。でも、休むときはしっかり休む。
ストレス解消なんていうのはハッキリ言って無理なこの時代、考えていかなければならぬのは【ストレスマネジメント】だと思います。せっかく入った志望校なのに、疲れて朝起きられなくて休んでしまうなんていう本末転倒を起こさぬよう、しっかり緊張と緩和のバランスを上に保っていきましょうね。
過ぎたるは猶及ばざるが如し。緩急宜しくを得る、ですよー。
坂
誰しも、新しい家より住み慣れた我が家が一番落ち着きますよね。
それは環境も同じです。
新年度の4~5月は、新しい環境と新しい刺激が盛りだくさん。
それは実はストレスでもあります。
それに気付かず頑張っていると、電池が急に切れたようになる。
これが五月病です。
モチベーションなんて株価と同じ。
上がったり下がったりするもんです。
人生は3つの坂って話がありますよね。
アゲアゲな「のぼり坂」
でも、のぼり続けると色々と疲れます。
サゲサゲな「くだり坂」
でも、すべってしまえば楽だったりします。
あとは「まさか」という 真っ逆さまの穴もありますが…
きちんと人生の坂を歩いて鍛えていれば、そう簡単に落ちたりしません。
ボチボチ歩きでも、止まらなければよいのです。
ですので「しんどいのは普通、今はこれでいい」と疲れたカラダのままダラダラと学校に行きましょう!
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございました。これからは限度を見極めて、辛くても、少しづつ前に進もうと思います!