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「死にたい」の乗り越え方

回答数回答 2
有り難し有り難し 24

いつもお世話になっております。

死について、最近良く考えます。

中学の頃から病みやすかったのですが、最近は
死に方まで考えてしまいます。

なんだか近くに感じます。

何かあると深く考えすぎてしまうことが多くて、やめたいです。

そのような感情に飲み込まれてしまったとき、どうやって乗り越えればいいのでしょうか。
こんな私でも生きていてもいいんでしょうか。

こんな質問してすみません。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「うつ」の可能性も

自殺願望が続く場合、その自殺願望は「うつ」の症状かもしれません。
何日も続くなら、医療機関に相談してみてはどうでしょうか。
睡眠をちゃんととることと、日光を浴びることを心がけましょう。

仏教では、「法は無我である」と考えます。
「頭で考えた概念は実体のない幻、頭で考えた概念は執着に値しない不安定なもの」というような意味です。

頭の中で創作した妄想雑念に一喜一憂していると、疲れるし憂鬱にもなります。
「欲・怒り・怠け・プライド」などの煩悩は、正しい判断を邪魔したり、悩み苦しみストレスを増やす原因にもなります。
法(頭で考えたこと)に執着しないで、欲・怒り・怠け・プライドにどっぷりつからないようにしましょう。
意図的に違うことを考えて気分を入れ換えたりしましょう。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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拝読させて頂きました。そうですね、死についてふと考えてしまうこと、その思いにふけってしまうことはありますね。あなたがそのようなお気持ちになられることよくわかります。
私達はそのように死と向き合いながら日々を生きています。
ある時にはもう死んでしまいたいと思い、またある時にはやはりこの生命生き長らえたいと思い、或いは様々な生命をないがしろにしてしまうこともあれば、あまたの生命を有り難く大切にしたいと思うこともあります。
一日一日と決して休むことなく死に向かっておりますからね。
そのような気持ちを持ちながらいる自分を受け入れて、その気づきの中であれこれと試行錯誤を繰り返しながら生きる過程を実行しているのかと思います。
何かに熱中して充実感を持って生きている時や様々やることが目一杯で生き急いでいる時にはあまり考えることもないかもしれません。そのような時があることも良いでしょうし、死を見つめながら生きることを見つめていくことも大事かと思います。

死は必ず全ての人に訪れてきます。そして私達は必ず仏様がお導きなさって下さいます。その時が訪れる時必ず仏様がお導きなさって下さり心安らかに仏様の元に生まれることを願い信じていき、この生命をしっかりと全うしていきたいと思います。

あなたがこれから様々な出会いや経験の中で心豊かにお健やかに成長なさっていかれ、皆さんと一緒に仲良く幸せに人生を生き抜いていかれますようにと心から仏様やあなたのご先祖様にお祈りさせて頂きます。

あなたは沢山のつながりの中で守られて生かされています。どうぞあなた自身を大切になさり同時に周りの人達を大切になさって下さいね。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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