自分に自信が持てずにいます
はじめて相談をします、よろしくお願いします。
今に始まったことではありませんが、自分の自信の拠り所を作れずに生きづらさを感じています。
私は両親が離婚してから母子家庭で育ちました。離婚理由が家庭内暴力であったこと、腹違いの兄弟とは親権の問題で世帯が別れて会うことが無くなったことなど、あまり一般的ではない境遇で過ごしてきて、自分のもつ世間への認識が普通であるかどうか疑問を持って生きてきました。
そんな中でも自立して生きていけるよう、また親の負担にならないよう奨学金と学費の免除を受け、バイトをしつつ学生をしています。
仕送りなどは受けていないので、今の状況で恥ずべきところは無いとはおもうのですが、母親には「つまらない人間」だといわれてしまい、自分のやって来たことに対してどうにも自信が持てなくなってしまいました。
母親は能力があり人望もある人間ですので、認めてほしい気持ちがおおいにあります。
そのために頑張ってきたところもあるので、「つまらない人間」という評価は心に刺さりました。
もともと自分の価値観や視点にあまり自信が持てなかった上に、およそいま出来る限りの親孝行をしていたつもりなのですが、「つまらない人間」という言葉で自分の自尊心の拠り所を何もなくしてしまったように思えます。
今の心の状態では何もかもがつらくて仕方ありません。
自分以外の評価に囚われず、自分で自分を認められるようになるにはどうすればよいでしょうか。
拙文失礼いたしました。回答のほど、よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
他の人ではなく、『昨日の自分』と比較しよう
「人生の不幸の大半は他人と比較することによって生まれる」そうです。
あなたは、あなた。
かけがえのない、あなたです。
どんなにつまらないと言われようとも、誰とも比べることのできない世界で唯一のあなたです。
どうぞ、比べるときはお母さまや他人とではなく、昨日のあなたと比べてください。
一年前のあなたと比べてください。
人は少しずつ成長していくもの。
お母さまに認めてもらうのは『今日のあなた』でなくてもいいのです。
一年後のあなたでも、十年後のあなたでもいいのではないでしょうか。
仏様はすべての人に仏性(ぶっしょう)という、素晴しい宝があるとお説きくださいました。
仏教的に言うならば、どうぞあなたの仏性をお磨きください。
明日のあなたは、今日よりも少し素敵になっているはずです。
気持ちが前向きなら、人生も上向きます。
いずれお母さまも認めてくれますよ。
何か問題でも?
あなたは、つまらない人間なの?
へー、そうなんだ。
しかしながら、
かけがえのない存在であることには違いない。
あなたは派手な生き方ではないのかもしれないが、ちゃんと地に足をつけて生きていらっしゃる。上等、上等。
ところで、何か問題でも?