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やめられない白黒思考

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有り難し有り難し 6

なにかのルールを破っていないか、誰かに損害を与えていないか、これから損害を与えてしまわないかなどすごく不安です。

自分で調べて、記憶をたどって、ルール違反はしていないと思っても、もしかしたら考え方が間違っていて本当は違反かも…と不安になります。私からは白に見えるけど、相手からは?と考えてしまい、相手にはっきり白と言ってもらわないと不安です。

この状態になってから4ヶ月ほど経ち、すごく時間を無駄にしてしまっている気がします。今を楽しみたいのに、毎日何かしら不安が出てきて、白黒つけるために検索したり問い合わせをしたりして楽しめません。

人間誰しも間違うのだから、もし間違っていて、なにか問題があったら相手から連絡が来るはずだし、来なければ相手が気にしない程度のことだったんだと思いたいです。
相手が気づいてなくてたまたま黒を免れた可能性もありますが、自分で白と思ったものはわざわざ問い合わせて聞く必要はないでしょうか?
グレーかも?と思ったものも藪蛇になるくらいなら相手が指摘してくるまで黙っていていいのでしょうか?

そのように思えるようになるにはどうしたらいいでしょうか?

2025年3月15日 8:33

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

持ちつ持たれつの人生、今を大切に。

こんにちは。亀山純史と申します。

なにかのルールを破っていないか、あるいは誰かに損害を与えていないか、そしてこれから誰かに損害を与えてしまわないかなどを考えることは、それ自体、決していけないことでも無駄なことでもありませんよね。
問題は、そのような思考に振り回されている自分がいる、ということです。どんなに正しいことや正論であっても、それに縛られ、それに振り回されては、楽しくなるはずの生活も窮屈になります。
私たちは常に、持ちつ持たれつの関係で生活をしています。完璧な人なんでいません。私も過去を振り返り、後悔することが山ほどあります。しかし、決して開き直っているわけではありませんが、過去のことはどうしようもないことです。そして同じように、未来のこともこれからのことでわかりません。
持ちつ持たれつの人生で、今の私にできることは、今すべきことをなすだけです。

以上が私からの回答です。少しでもお役に立てれば嬉しく思います。

2025年3月15日 10:03
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有り難し
おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧侶です。令和6年3月に、公立高校の教員を勧奨退職しました。その後、縁あって、令和6年4月からは「まちサポ雫石」というNPO法人のお手伝い、また、令和6年10月からは公立高校の非常勤講師をしています。 浄土真宗における僧侶は、仏さまの教えに生き、その教えを伝える者であり、人を悩みから救う能力を有した者ではありません。人の悩みを救う救いの主は阿弥陀さまです。ですので、hasunohaにおける私の回答では、仏さまの教えに救われているこの私の生き方、考え方を、皆様にお見せするだけです。そして私自身、お答えできるご相談の範囲はそう広くはありませんが、皆様のお役に少しでも立てればと思い、回答させて頂いております。

質問者からのお礼

お言葉ありがとうございます。まさに振り回されてしまっていて、今やるべきことが手につかない状態です。
過去のことはどうしようもないこと。問題になってから考えればいい。相手にとって気づかないくらい些細なことだったんだと何度も自分に言い聞かせているのですが、不安になってしまいます。
持ちつ持たれつ、今やるべきことができるようになれるといいなと思います。

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