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軟弱な精神を強くするにはどうしたら良いでしょうか?

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軟弱な精神を鍛えるにはどんなことをしたら良いでしょうか?

プロレスとか格闘技のようなハードな事をするしかないのでしょうか?

気弱な自分の性格に嫌になります。
慣れてないせいもあるでしょうがちょっときつく言われただけで落ち込み、怒りがすぐに出てしまうのです。
もう少し落ち着いて堂々としていたいです。

今までの皆さんの人生経験からお聞かせください。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

くるしきに、まあさてあらん 

”プロレスとか格闘技のようなハードな事をするしかない”
わたくし一応、かろうじて現役空手家の僧侶です。
あなたのイメージするハードな鍛錬で身につける精神とは、例えば何事にも粘り強く辛抱する空手の【押忍】の精神のようなものでしょうか?だとすれば、申し訳ないですが、それこそにわか仕込みではとてもとても身につくものではありませんよ?ましてや長年の稽古でせっかく身につけたその精神力は、社会人として求められるそれとしては、応用はできてもそっくりそのまま持ち込むことはできなかった、というのが私の経験からの結論です。
つまり、あなたがいち早く会得すべき精神力は、武道や格闘技のそれではないと思います。

例えば【鈍感力】なんてどうでしょうか?

なんとも響きの悪い言葉ですが、決してネガティブな意味ではありません。これは仏教でいう【空】や【無我】に相通ずるものがあると私は思います。

かの名僧、一休宗純が弟子たちに「本当の本当に困った時だけに読め。」と残していった遺書には<心配すな なんとかなる>とだけ書かれていたそうな。映画『風とともに去りぬ』のラストのセリフは「明日は明日の風が吹く」だったかなー。私はBobby McFerrinの『Don't Worry Be Happy』 (気にするな、気楽にやれ)という曲がいまだに好きなんですよ。

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如実知自心。あるがままに自分の心を見つめる。

わたなべさん、質問拝読しました。

如実知自心と言う言葉があります。

実の如く自分の心を知る。

自分の心をあるがままに知ることができれば迷いは去り、悟りに達し、常に心には平穏が訪れ堂々と過ごせるでしょう。

一足飛びにはいかないでしょう。

弱さを克服するには自分の弱さを認めて、見つめることから始まります。

具体的に言えば、恐れている自分は何に恐れているのかを知る、そしてその要因に対して対処をする。怒っている自分は何に怒っているのかを知る、そしてその要因に対処をする。

確かに身体的コンプレックス由来の恐怖や暴力、暴言に対する恐怖であれば、格闘技の習得や筋トレも一面では効果的でしょう。

自分自身と自分自身の心を見つめてよく知ってください。

それが弱さを克服する近道だと思います。

応援しております。
参考になれば幸いです。

合掌(^人^)

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おきもち

未だ愚迷凡夫の身ではありますが、皆様の一助になるようなお答えができれば幸いです。 私自身、いわゆる「お寺の息子」として生まれましたが、小さなお寺ということや両親の教育方針もあり、感謝すること、仏様、お大師様に手を合わせることの大切さは教えられてきましたが、後継者としてのプレッシャー等は全くありませんでした。 実際、当初は仏門に入る心づもりなどなく、仏教とは関係のない分野の理系大学に進学し、在学中に起業。 仲間とIT系の会社を立ち上げたり、飲食業や人材派遣などの運営企画に携わる傍、ディスコやクラブのDJやバーのマスター、占い師(手相、姓名判断、九星気学、宿曜)としても仕事しておりました。 が、その中で思うことが度々あり僧侶を志し、お大師様とご本尊様のご加護のもとご縁に導かれ仏門に進みました。 今もいつもお大師様とご本尊浪切不動明王様方にはお導き頂き、助けて頂いております。 (趣味程度ですが、暦の研究や宿曜経の読解、気学をメインに占いは現在も嗜んでおります) 「目に見える世界」「目に見えない世界」を共に大切にして釈尊の末弟、宗祖弘法大師空海の末弟として、真言僧侶の立場、金剛乗仏教・密教の観点からお答えさせていただきます。 皆様からの相談を通じて、また他の僧侶の皆様のご回答を通じて多くを学べればと思います。 皆様との御法縁に感謝して精進してまいります。 煩悩即菩提 即事而真 当相即道 また自坊(金剛寺)では護摩祈祷会や阿字観体験会(阿息観による密教瞑想体験)も開催しております。 また自治体や地元社会福祉協議会様や企業、団体様より依頼を受けて法話(講話)や瞑想指導を不定期で行っております よろしくお願いいたします。 合掌
可否が時期によります ご相談ください

質問者からのお礼

ありがとうございます。

参考にさせて頂きます。

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