後継者について
自営業です
私で3代目になります。先代からのお店をがんばって守っております。
軽いうつにかかりました。毎日苦痛に感じる事が多くなりました。
子供授かるのが遅かったので女の子ですがまだ小さいです
子供には好きな事をさせてあげたくおもいます。
私の代でお店を閉じないといけないと思うとご先祖様にも申し訳けなく
おもいます。
よろしければご意見を頂けたらと願います。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
迷う事を負担と捉えない
拝読いたしました。
娘に家業を継がせるかどうか。
そして、自分はいったい、いつまで代々続いた店を続けれるかどうか。
あなたは迷っておられます。
しかし私は思うのです。
まずは、今日の事を考えていただきたいと。
あなたは、この先を考える前に、もっと考えねばならない大きな問題があると思うのです。
それは、自分の心の安定をはかれるかどうか。
先の事を考えれば考えるほど、迷いが生じます。
なぜならそれは、答えが出ないから。
解決のできない問題を抱えれば抱えるほど、疲れます。
だから、今日に目を向けていただきたい。
そう私は思います。
お寺は世襲制じゃないし関係ないように思えますが、私は子供の頃から祖父に寺を継ぐよう言われていました。
さらに次の代も繋げよと言い残し・・・
そしてハワイで亡くなりました。
私は4代目です。
自分の姓で100年続いております。
あなたも私も、ご先祖の言いつけを忠実に守り、今があるのです。
ですが私は、このお寺の21代目です。
この450年間、自分のご先祖が、ずっと守ってきたわけではありません。
ですので、次の代は自分の子でなくともよいのではないかと思います。
ご先祖の期待を裏切ることになりますが・・・
出来ないことはできません。
お寺とお店。
立場は違いますが、次の代を子に、絶対継がせる必要はありません。
弟子を取るなりして、お店を存続させることもできます。
それより前にあなたが、余計な取り越し苦労をして、疲れている事の方が重大なのです。
求不得苦。
望みどおりにならない事で苦しむのは、人として生きている証拠です。
先ほどは、迷う事を否定しましたが、迷う自分が間違えているわけでもないと考えていただきたいのです。
ご先祖様は、あなたが挫折せず、安定した生き方をしていることにこそ、喜びを感じておられます。
今日一日を大切にして下さい。
質問者からのお礼
先生、ありがとうございました。
本当におっしゃる通りです。
拝読させていただくうち涙で字がかすんでしまいました。
励ましていただきありがとうございました。
誰かに相談したくてずっとずっと悩んでおりました。
先生のお返事をプリントしてずっと肝に命じ今の瞬間に集中出来るよう努める様がんばります。
本当にありがとうございました。