母にどう寄り添ってあげたら良いでしょうか
実家の母は2年前に父に先立たれました。幸い、母のすぐ下の妹が、ときどき電話をくれたり、荷物を送ってくれたりと、母のことをいつも気にかけてくれていましたし、母も叔母のことを信頼していたようでした。
その叔母が昨日の夜、突然亡くなりました。それまでは元気だったそうです。母には2人の兄、姉、2人の妹がいましたが、叔母と母以外はみな亡くなっています。今回の叔母の死で、母だけが最後に残されてしまいました。母は、「一番出来の悪い自分が最後まで生き残ってしまった」と、すっかり消沈しています。
もともと、あまり自分のことを多く話す母ではなく、気持ちを切り替えて前を向いて…というタイプでもなく、どちらかといえばそれほど社交的ではありません。ネガティブ思考なので、良い方に気持ちを持っていくことが苦手なようです。また、私や娘達に対しても気を遣い、余計な心配はかけたくない、と思うため、きっと辛い気持ちをあまり吐き出せないのではないかと心配になります。庭の花をとても大切にし、父の仏前は庭に咲いた花を供えます。腰が悪いのに、花のためなら1日中外で雑草取りをしてしまうような人です。
父の死後、あまり私達に寂しい気持ちを漏らすことはありませんでした。自分で何でもやらなくてはいけない、という気負いは感じました。でも、もしかしたら、叔母には何でも話せていたのかも知れません、実の姉妹ですし…。叔母は同じ市内に住んでいましたので、時々会ったりしていたようでした。幼い頃からずっと互いの存在が気持ちの支えになっていたのかもしれない、と思います。
気持ちの拠り所だった父が先に亡くなり、信頼していた叔母までがいなくなってしまい、母のこれからが心配です。高齢ですし、なにか気持ちの拠り所となるものをみつけてあげたいのですが…。父の死後、1〜2ヶ月に一度、私と娘2人と孫とで母に会いに行ってはいたのですが、母の心に空いた穴を埋めるために、私が更にすべきこと、してあげられること、何があるでしょうか。足が悪いので、あまりあちこち連れて行って気晴らし、というのも本人が気が進まないようで、喜びません。精神面でどういった寄り添い方をしてあげたらよいのか、母が心の安寧を取り戻し、生きるための活力を得られるようなお知恵をお授けください。
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みんなで生きているのだから、みんなで関わっていきましょう。
そうですか。。。それは心配ですね〜
私も日頃、グリーフの現場にいますが、無理に元気づける必要もないと思います。誰だって、大切な人を失ったら、笑ったり、話したり、笑顔でいられないでしょ。
一人で悲しみたいときもあるし、一緒に思い出話しをしながら涙したいときもあります。
また、支えになるのは、ご家族だけでありませんよ。ご近所や お参りに来られるお寺さんや、周りを巻き込んでいきましょう。
私も、そんなお宅は、気にしながら 訪問しています。
ご家族さんからも、宜しくと言われたり、家族じゃない相手だから 弱音や本音が言える場合があります。これは、家族が力不足なのではなくね、心配かけまいと 敢えて言わない場合がありますから。
みんなで生きているのだから、
みんなで、関わっていきましょう。
思い出話や、一緒に悲しむ時間も、越えていくには、大事なのですよ◎
質問者からのお礼
中田三恵 様
お忙しい中、早々にお答えを下さり、ありがとうございます。みんなで生きているのだから、みんなで関わっていく…人の繋がりや絆のありがたさを感じますね。母は近所に友達が少ないため、近所の人たちからの助けを得ることは難しそうです。家族である私達が、いい距離感を保ちつつ母の話を一緒に聞いてあげたり、母の気持ちが塞がないように家族で一堂に会するなど、無理のない範囲でやっていこうと思います。
いつも親身になって回答くださり、感謝しております。