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感情を抑えられない自分

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有り難し有り難し 10

高齢の自分の母親を突き飛ばしてしまいました。

母とは2世帯住居で同居しています。

今回、母が暮らしている1階のほうで工事を行うことになったのですが、その工事は私の都合のいい日にして、と母に頼んだところ、母は早く行いたいと言って、私の都合を考慮に入れてくれないのです。

私の都合とは、自分の子どもが夏休みで、子どもと親子で出かける時があるから、その日は工事を入れないでほしいということです。

そして、なぜ私の都合が必要かというと、母一人では工事の人たちに何か聞かれた時に受け答えがむずかしいので、私がその時に在宅している必要があるからです。

しかし、何度説明しても母は早くやりたい、というので、私は、「それなら、まだ見積は出ていないけれど、私の都合の良い日を工事の人にすぐ電話する!」と母に言い、電話しようとしました。

すると母は、「見積もりがまだ出ていないんだから、まだ電話しないで。」と私を止めましたが、なおも私が電話しようとして母の手を振り払い、それを繰り返しているうちに私に力が入り、母を突き飛ばしてしまったのです。

母は足などを打ち付けてしまいましたが、幸い大事には至りませんでした。

私は母に謝りましたが、心の中は悪かったという気持ちより、どうしてこんなことをしてしまったのだろう、どうして怒りを抑えることができないんだろうという、自分に対する絶望の気持ちのほうが大きかったのです。

以前から私は、夫から、「人との駆け引きができない」ということを良く指摘されていました。

以前の職場でも、自分の意見をどうしても曲げなかった同僚の女性と激しい言い争いになった結果、この人とはこれ以上一緒に働けないと思い、自分が職場を退職してしまいました。

私は、50歳を超えているいい年の大人でありながら、自分の思い通りにならない時に、その人と駆け引きをしつつ説得することができない、駄目な大人です。

しかし、今回のように、自分の思い通りにならないからと言って人に暴力をふるうというところは直さないといけないと深く思いました。

このような性格を直すにはどうすればよいでしょうか。

何かご助言をいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

性格を治す、という志向ではなく

こんばんは。同じお年頃で、我が両親もだいぶ クタビレテきたな、と一抹の寂しさを感じます。
さて端的にお返事するならば、「工事日はお母さんに任せ、その場の交渉も任す、或いは電話で連絡してもらう」という、「お母さんの意思ベースで進める」ということです。
親としては、「子どもに指図されずとも大丈夫な自分でありたい」という願いが恐らくあるので、それは守ってあげたいところです。
面倒はあるかも知れませんが、その方がもしかすると、ボケ防止としても良いのではないか?そう思います。
ということで、「お母さんが守りたいこと、願っていることはこれなのかな?」が見えるようになると、衝突を防いだり摩擦を軽減する方法は考えられるのではないかと思いますよ。
そうです、「性格を変える」というのは「行動のパターンを変える、よくやる行動を変える」事に他なりませんから。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

ご回答いただき、ありがとうございます。
今回のことについては、結局、母は日程の交渉を私が行うのでいい、と言ってくれ、可能な範囲で母が望む早い日程で行うことになりました。
しかし、今後も同様のことはいくらでも起こりうることで、その折に、アドバイスいただいているように「母の意思ベースで進める」ようにできれば、と考えていますが、本当にそのように自分ができるかどうか自信はありません。
でも、確かにそれが、衝突を避けるための方法だと思います。
むずかしいことですが、母の意向をくむことができるように努力したいと思います。

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