母からの発言
いつもお世話になっております。
母親からの発言で生きる意味を益々見いだせなくなりました。
自分は存在してもいいのか、生きていてもいいのかわかりません。
精神的な不調により仕事を辞めて療養のため実家に身を寄せることにしました。
貯金は底をつき年老いた両親に頼ってしまっている状態です。
両親はそれでも”気にしなくていいから…”と言ってくれたこともあり、その方向で話を続けていました。
色々と心配をかけてきたこともあり、倒れるまで母に現状を離せない状態でしたがちょっとした事がきっかけで話をする事になり退職まで話が進んだ…という感じです。
数日後に引越しを控えているのですがふと何かを思い出したように”アルバイトはいつからするの?””最低限のお金はどうにかなるよね”と話し始めたのです。
そんなに給料もらってる訳でもないし(両親は現在も共働きしています)おんぶにだっこじゃ困るのよ!と。
正直な所、今の精神状態ではとても仕事に出られる自信はありません。最低限のお金をと言われても貯金も底をついてしまった話をしていたので頭はパニック状態。
挙句、”そんな性格生きにくいでしょ?もっと気楽に考えなさいよ”と。
言葉が出ませんでした。私だって好きでこの性格になったわけではありません。
1番現状を理解して欲しい人に、突き放されてしまったような…自分を全て否定されたような…。
とにかく谷底に落とされたような気持ちです。
1番受け止めてほしい人にそんなふうに言われて、仕事もお金も何も無い私は生きている意味があるのかと、なんのために生きているのかと考えるようになりました。
正直、今すぐにでも身辺整理をして関係する人達の記憶ごと消え去ってしまいたい思いでいっぱいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
みんな心配してるのですよ
過去の質問と、今回の質問読ませていただきました。
人生とは、どんな人でも失敗をたくさんして生きています。
普通の人ならいざ知らず、歴史上の人物や、偉人と呼ばれる人も、その人生を知れば知るほどたくさんの失敗を犯しています。
では、そういう人達と普通の人は何が違うのか?といいますと、「失敗したあとにその経験をどう活かすか?」この点でしょう。
「可愛い子には旅させよ」とか「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」という言葉がありますように、失敗したり、辛い経験というのは、それを乗り越えたときに自分自身を大きく成長させてくれます!
失敗を恐れ、嘆くのではなく、「これを乗り越えたらまた大きく成長できて、もっと素晴らしい自分になれる」なんて思えるようになれば素敵ですよね。
また、お釈迦様の説かれたお経の中に法華経というお経があります。
その中にはこんな話があります。
「お釈迦様と同じ時代を生きた人に提婆達多(だいばだった)という人がいました。この方はお釈迦様を恨み、あの手この手でお釈迦様を亡き者に使用としました。その罪によって提婆達多は生きながら地獄に落ちました。
しかし、そんな大きな罪を犯し、人生を失敗してしまった提婆達多でも、法華経の力によって未来は必ず成仏できて苦しみから救われるのです」
というお話しです。
仏様は、どんな失敗をしてしまったとしても絶対にお見捨てになりません。
あまり自分を追い詰めずに、そのことを心に刻んで下さいね。
そして、みやびさんのお母様は、本当は私が述べたようなことを言いたかったのではないでしょうか。
一度は「気にしなくていいから・・・」と言って下さったご両親です。みやびさんのことが可愛くないわけありません。
しかし、なかなか良い言葉が出てこず、そのような表現になってしまったように思われます。
言葉とは難しいもので、その言葉がその人の気持ちを全て表現しているわけではありません。
言葉が足らないときもありますし、受取手によっては勘違いしてしまうこともあります。
お母様の言葉に不信感を抱いてしまったのなら、お互いの本心がしっかりと理解し合えるまで、まずはゆっくりお話ししてみて下さい!
みやびさんの気持ちが、少しでも安らぐ方向に向かうようにお祈り申し上げております。