子供の名前の呼び方
相談させて頂くのがとても恐縮ですが、子供の名前の呼び方についてどうしても自分で納得いかないのです。
私の子供は男の子なんですが、今までくんづけで読んでいた息子の同級生の親が急に呼び捨てで呼ぶようになりました。それからというものくんをつけてくれる人そうでない人にすごく反応するようになりました。たぶん、親しくなったので呼び捨てになったのかと思いますがどうしても自分の心の中で納得いきません。どうしたら自分の心の中で折り合いをつけれるのでしょうか。
私が未熟者なのでどうしようもないのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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呼び名なんてどうでもいいじゃないですか
もう5年くらい前でしょうかね。東日本大震災の慰霊法要で地域のお寺さんのお手伝いに行きました。法要をお勤めして、その後チャリティーライブがあったのですが、その間にお参りの子供たちと遊んだんです。2時間近く遊びましたかね。10人くらいの子供たち引き連れて鬼ごっこ。みんなで仲良くキャッキャ言いながら回遊魚のように本堂のまわりをグルグル走りました。
んで、最後に小学校低学年くらいの女の子がお手紙くれたんです。「帰ってから見てね!」と。その時に聞いてみました。
私「どこから来たの?」
女の子「どこどこ」
「ふーん、随分遠くから来たんだね。あの子たちは一緒に来たの?」
「ううん、知らない子。私は◯◯くん(弟)だけ。」
「え?お友達じゃないの?めちゃくちゃ仲良く遊んでたじゃん…じゃあ、あの子のお名前分かる?」
「えっ………知らない。ねぇねぇ、あの子、なんていう子?(大声)」
別の子「知らなーい。ねぇねぇとかあの子って呼ぶんだよ!」
私(みんな知り合いじゃなかったんかい!)
それで私は学びました。名前を覚えないと失礼だって言いますけど、それって大人が社会生活のために便宜上作っただけのものなんですよね。子供は名前なんか無くったっていくらでも仲良くできるんです。本来、生物ってそういうものなんです。
むしろ大人は変に知恵をつけたことで失礼だ失礼だと仲良くできなくなってしまう。失礼認定している自分自身の脳みそが人間関係にカサブタをしてしまうんですよね。
私は高校生でお寺の手伝いを始めた頃から呼び名を気にしたことはほぼありません。「お寺さん」「和尚さん」「大慈寺さん(仮名)」「大慈さん(仮名)」「大悲寺さん(名前違いマス)」「方丈さん・住職さん(まだ継いでないっす)」「お上人さん(宗派違いマス)」「インゲさん(漢字分りません)」「東堂さん(まだ隠居してないっす)」「副住職さん」「副住さん」「若さん」「坊ちゃん」
いろいろありましたが苦笑しながら文句言ったのは「若僧さん」ただ1つだけです。他は一切気にしたことがありません。今年なんか年賀状で護持会長さん御自らお寺の名前を間違えて下さいましたが、ただの笑い話です。呼び名は気にするなというのが師匠の教えでもあります。
ぶっちゃけ、悪意あるかどうかは声音と表情で伝わりますからね。よほど悪い呼び名でない限り気にしないほうが楽ですよ。
質問者からのお礼
ありがとうございます。