嫌なことを頑張る意味とは
私は大学でとある運動部に入っていたのですが、いろいろあって部活に参加できなくなり実家へ逃げました。
今は新しい生活へと向けて前向きに生活しているのですが、どうも腑に落ちないことがあります。
私は自分でいうのもアレですが真面目で上からの指示や命令などは頑張って守るほうです。
高校までは上から理不尽な要求をされたりすることもなくそれで頑張っていけたのですが、大学はそうもいかず理不尽な要求や(電車並みの声を出せなど)私としては絶対やりたくないことを要求(一発芸の強要など)もされました。
それでも私は真面目なので翌日声が全く出なくなるまで叫んだり全く笑いの取れない一発芸を2度もしたりなどしました。
しかし、いくら要求に応え続けてもなぜか先輩から「まだできていない」「こんなもんじゃない」などと部活のミーティングなどで叱られます。(どちらかというと一年生はまだできていない、というニュアンスだと思われますが)
私は次第に億劫になって部活を去ろうと部長に相談を持ちかけたら「ぺぺぺぺはよくやっている」など急に優しくされてものすごく戸惑いました。なぜできているのに私は叱られなきゃならないのか。そう問い詰めたい気持ちは強くありましたが、怖くて言えませんでした。
その後の部活でも頑張ってはみましたが、いつもと変わらずずっと叱られました。
そのうち心を病んで大学にも通えなくなったので、結局私は休部すると言ってそのまま実家に逃げました。
それからというもの自分にとって嫌なことを頑張り続けることの意味がわからなくなりました。
だって私は嫌なことを頑張ったんです。なのに頑張った場所では報われませんでした。頑張れば必ず報われると信じて、実際一年生もそんな雰囲気で周りにもそう言われ続けていたのでショックは大きいものでした。
そこで聞きたいのですが(前置き長々とすいません)自分にとって嫌なことをを頑張る意味とはなんでしょうか。
勉強などの嫌なことでも頑張れというような社会の風潮自体どういう精神から生まれてくるものなのでしょうか。
好きなことならすぐ意味づけはできるのですが嫌いなことに関しては全く意味がわからないので質問させていただきました。
よろしくお願いします。
交渉や本音をぶつけるのが苦手
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
頑張りを無駄とせず、将来の目標、夢のための糧に
ぺぺぺぺ様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
「頑張る」という言葉は、元々の語源は「動じずに取り組み続けること」という意味であり、良いことも悪いことも、好きも嫌いも、善も悪も、もちろん色々とあるのがこの世の習いでございますが、ご自身の目指される目標、将来の夢へと向けて、しっかりと動じずに取り組み続けることが、大切になるのではないかと存じます。
また、私たちの世界では、色々な関係性の中で、助け合い、支え合い、分かち合いにおいて存在することができているため、好き嫌いに関係なく、やるべきこと、やらなければならないことは、できるだけ責任を持って取り組まないといけないこともございます。
しかし、あまりにも理不尽極まりない、違法スレスレ、社会的通念から逸脱し過ぎている、というようなことがあれば、それはもちろん問題であり、改善、是正を促す必要がございます。
この場合、自分一人でできることは限られてしまいますし、泣き寝入りしないためにも、同じような問題意識を持った仲間で団結して、改善・是正のための行動を起こす、あるいは、解決を図るために上部機関・関係機関、更には、公権力(行政・警察・裁判など)を利用するということも必要になるかとは存じます。
「嫌なことでも頑張る」ということについては、必要な頑張りと、不必要な頑張りを見極めて、できるだけ必要な頑張りに取り組めるようにしていくことが大切になるのではないかと存じております。
その見極めのための智慧を、色々な学びや経験から得ていくことも必要となります。大学でのことも、その学び、経験の一つです。実社会へ出られた時に、きっとそれが大きく見極めのために役立つのではないかと存じます。
頑張りを無駄とせず、将来の目標、夢のための糧にして下さいませ。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
>川口英俊さん
よもやネットでハンネに"様"づけされることになるとはと若干照れくさい気分になりました。御回答ありがとうございます。
頑張るの語源ですが、確かに頑張るの頑ってかたくなとも読みますね。そういうことだったんですね。
なるほど確かに全てを頑張らなければいいわけでもないですし好きなことの中にも嫌なこともありますしね。
必要かどうか見極められるようになるには険しそうな道のりのような気がしますが少しずつ意識していこうと思います。
改めて御回答ありがとうございました。🙏