自分の人生を生きる
先日、自分の人生は自分で生きる!
と言われました。
色々な解釈があると思うのですが、正直私にはよくわかりません。
どのような解釈をしたらよいのでしょう。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
【自灯明 法灯明】
【自灯明 法灯明】
自らを灯明となし、 自らをよりどころとして、 他人をよりどころとせず、 法を灯明となし、 法をよりどころとして、 他をよりどころとせず歩んで行きなさい。
これは、お釈迦様の遺言と言われている『涅槃経』というお経に出てくる言葉です。
中学校で相談員をしている私は、卒業していく生徒たちに、
「◯◯中学校で学んだ事と、◯◯中学校で成長した自分を頼りに生きていきなさい」と伝えます。
”自分の人生を生きる”という事は、つまり、自分の責任でしっかり地に足をつけて行きていきなさいという事ではないでしょうか。自分の責任で生きていくという事は、将来、たとえ自分の思い通りにならなかったとしても、決して他者のせいにしたり、中途半端に投げ出したりしてはならぬという厳しさが伴います。世間の荒波の中で、自分が自分である事を徹底するのは本当に骨の折れることではございますが、お互いにがんばりましょうね。
あなたが歩むあなたの人生は、それだけで尊いものである。
こんばんは。亀山純史と申します。
どのような状況で、誰に言われたのかがはっきりしないので、この「自分の人生は自分で生きる!」という言葉だけで考えてみたところをお話しします。
この「自分の人生は自分で生きる!」とは、「あなたの人生は、ほかの誰かの人生に代わってもらうことが出来るものではない。」ということかもしれません。そして、「ほかの誰かの人生に代わってもらうことが出来ない」ということは、「あなたが歩むあなたの人生は、それだけで尊いものである。」ということを意味します。
人生は様々ですが、どの人生も、その人生を歩む命があり、その命に優劣はないのです。「自分の人生は自分で生きる!」とは、「自分の人生を生きているのは、ほかの誰かの命に取って代わることが出来ない、自分の命であるからこそ、この自分の人生はそれだけで尊いものである。」ということなのです。
以上が私からの回答です。この言葉の解釈の一つとして書かせていただきました。