家族の余命を受け入れられません
こんばんは。
私の祖母(70代)のことなのですが、去年癌と診断され手術をしましたが全て取り切れず、その後抗がん剤治療も望みませんでした。祖母が発症した癌は希少な類のもので、進行が早く予後も極めて悪いです。退院してからしばらくは自宅で過ごしていましたが、癌による痛みもひどくなり再入院となり、さらに色んな臓器に転移していることがわかりました。
今年の元日、祖母と過ごせる最後のお正月だと思い急遽実家に帰りましたが、あまりにやつれて弱った祖母を見て唖然としてしまいました。本当は一緒にいて少しでも痛みが和らいでくれればと思っていましたが、見ているだけで涙が出てしまい何もできませんでした。痛みによりご飯も食べられず、食べては嘔吐を繰り返していました。
積極的な治療を望まないということは、こうなることだと分かっていたつもりでしたが、あまりに進行が早く自分の気持ちがついていきません。
私が今の仕事をするときに一番応援してくれていたのに、病気で苦しんでいる祖母の力になれず、何も恩返しできていない自分が無力で情けなくなります。病気で困っている人を少しでも助けたくて今の仕事をしているのに、一番大切な自分の家族に何もしてあげられないのがすごく悔しいです。自分はこのままで続けていいのだろうかと考えてしまいます。
祖母の余命はそう長くないのですが、今はまだ意識がはっきりしています。痛みに弱い人なので「死んで楽になりたい」とずっと言っているそうです。容態がどうなるかはわかりませんが、意識があるうちに何かしてあげられることはないでしょうか。
祖母を前にしたら絶対泣くと思いますが恩返しをしてあげたいです。
長くなりましたが、お返事よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
今できることやってあげてください
それはお辛いですよね。
元気が良かった時のことを思い出すと、辛くなります。こんなはずではなかったと。しかし、今のそれが本当のおばあちゃん。
認めることでしか、向き合うことはできません。
今あなたにできること、精一杯やってあげてください。あなたが後悔しないように。とにかくおばあちゃんのためになりそうなことはやってあげてください。涙を流すこともあるとおもいます。でも、笑顔になれることもある。いいのです。おばあちゃんのための涙なんだから。
いつか来るお別れの覚悟をどこかでする必要はあります。
あまり時間はないでしょう。
とにかく今できることすぐに行動にしましょう。
これからのご縁と時を大切になさって
拝読させて頂きました。
大切な祖母様が病におかされそのお姿を見て大変辛い思いをなさっておられるのですね。あなたのお気持ちを心よりお察し申し上げます。
私の母も昨年癌で亡くなりました。今でも思い出すと悲しいです。今思ってもああしてあげたかった、こうすればよかったとふと合間合間に思い出すことしきりです。
苦しみましたけれども母は穏やかに早春の日差しを浴びながら、沢山の仏様やご先祖様にお迎えを受けながら、家族に見守られながら旅立って往きました。
悲しみや後悔は尽きないかもしれません。それでも母はいつ如何なる時もこれからも私たち家族を守っていてくれます。
あなたもとても辛いかとは思いますが、どうか可能な範囲で無理のない範囲でお祖母さんに会って下さい、そしてできることお世話できることを可能な範囲でなさって下さいね。
あなたのその思い心は必ずお祖母さんにしっかりと届きます。お祖母さんはあなたのことを受け入て下さりそして心からお喜びなさって下さいますからね。
これからのひとときひとときをどうか大切にお祖母さんとの時間をどうか大切になさって下さい。離れていても心からお祖母さんに思いを馳せて願って下さいね。
あなたとお祖母さんとのご縁はころからもずっと続くんです。これからもより深まっていくんです。これからもその絆は固くなっていくんです。
あなたがこれからもお祖母さんとのご縁や時間を大切になさりながらお祖母さんや皆さんと共に心豊かに幸せに生き抜いて下さいますよう心から仏様やご先祖様にお祈りさせて頂きます。
お祖母さんはあなたと巡り会い共に生きることを心からお喜びなさっているでしょう。そして幸せに人生を生き抜かれますからね。
お祖母様が安らかになります様に切にお祈りさせて頂きます。至心合掌
お祖母様はいつもあなたを優しくお見守りなさっていて下さいます。これからもずっとご縁は続いていくのです。
質問者からのお礼
皆様の温かいお言葉本当にありがとうございました。たくさん泣きましたが、祖母を家族で見送ることができました。