他人の平穏を壊す自分の欲望
最近、自分は人と接するべきではないと感じます。
人の心が平穏であればと常に祈っているます。ですが、自分が人とふれあうことでその人の平穏を壊してしまうことがあります。それが恐ろしく、また申し訳ないです。
自分が欲や煩悩を持って人と接したとき、その人の心を乱してしまう。僕が人とふれあわないほうがその人の心は平穏なままであるので、僕は人とふれあわないべきなのではと考えてしまいます。
特に性欲や愛されたいと願う気持ちを持ちながら女性に接してしまったとき、申し訳なく思います。相手が自分の浅ましさに気付く気付つかない関係なく、そんな気持ちで人に接する自分を恥じ、申し訳なく思います。自分の欲をコントロールできるようになるまで、人を避けるべきでしょうか。
どうしたらよいでしょうか?
お力を貸していただけるとありがたいです。
色欲 家庭をもちたいと願う気持ち 親の期待に応えたいという気持ち
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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試行錯誤の繰り返ししかない
「自分の欲をコントロールできるようになるまで、人を避けるべきでしょうか」と書かれていますが、よほど意識的に生きている人でも殆どの場合、自分の欲をコントロールできるようになる前に今生の寿命が尽きてしまいます。
これでは料理人が「魚が上手くさばけるようになるまで、魚にも包丁にも触れない」と言っているのと同じで、どの方向にも1ミクロンも進みません。
結局のところ、試行錯誤の繰り返ししかありません。
人は重層的な網の目のような人間関係のなかで生きていますから、あなたとふれあうふれあわないに関係なく、人はそれぞれ時々刻々と平穏を乱され悩んで生きているものです。
誰かの平穏を乱すことを恐れるよりも、誰かの平穏に少しでも寄与できるとしたらどうすれば良いのかを考えて進んだ方が良いと思います。