鬱体質が治りません
私の家系は、遺伝なのか、機能不全家庭の状況がずっと続いているせいなのか、鬱病を患う人間が多く、私自身も20年位まえから良くなっては少しのきっかけで、悪くなるの繰返しでずっと鬱と付き合ってきました。まわりに迷惑をかけるのも辛いのですが、本人自身もなかなか泥沼から抜け出せない事が辛くて、何のために自分は生きているのかわからなくなります。
鬱になる度に、病院にいき、カウンセリングを受けて、本人も治そうと色々と試して努力してみますが完治しません。いつも鬱と共に生きてきて、仕事や育児をこなしていますが、本当に良くならないのが、悔しくて煩わしく、とてももがき苦しんでいます。
あまりに繰り返すので、私は一生このままではないかと絶望してしまう事もあります。
何とか抜け出す方法はないでしょうか。それとも代々呪われた血筋でもあるのでしょうか。
もういい加減にしたいといつも思っていますが、精神や身体がついていきません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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そんな自分を受け入れて
拝読させて頂きました。そうですよね、うつ体質というのもあるかもしれません。とはいえそれは人それぞれに生まれてからの生きてきた環境の影響もあるかもしれませんし、それぞれの人の考え方にもよるかもしれませんし、その時代や状況によっても影響もしているかもしれません。
どうして、何故と思ってもなかなか明確な答えは出ては来ないとも思います。
私は幼少の頃から気分屋で引きこもりもしていましたし、自分も周りもマイナスに考えてしまいがちですからうつにもなります。
そういう浮き沈みが激しいですから眠れなくなることもままあります。ですからやはり今でも大なり小なりうつを繰り返しているとも思います。
とはいえ今は僧侶としてお勤めもさせて頂いておりますのでそのような自分でも何とかやりくりしていると思っております。
ですからそのような自分でもいいんだ、と思うように心がけていますね。そんな自分であっても生きることは許されるのだ、と思うようにしています。
だから何だというわけではありませんけれども少し気持ちが楽になるような気がします。
いつまたふさぎ混んで寝込んでしまうかもしれないなと思いつめてしまったりはしますけれども、とはいえそれでどうなるかとも正直わからないですし、その時はその時だと思います。
人があれこれどうこう言おうと後ろ指さされても病いを抱えていながらでも何とか生かされている自分、許される自分がいることを穏やかに認めていくことで良いのではないかと思います。
生老病死の苦しみは誰しもつきものですから自分はちょっといろんなおまけがついていくくらいで良いのではないかと思います。
あなたが自分自身を穏やかに素直なお気持ちで受け入れながら心おおらかに生き抜いていかれますようにと心よりお祈りさせて頂きます。
質問者からのお礼
丁寧な回答ありがとうございます。
また今現在も、鬱になりつつあり苦しみながらも生きていますが、そんな自分も受け入れて、少しでも前向きに生きていこうと思っています。