hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

人の事をけなす人

回答数回答 1
有り難し有り難し 29

何かにつけて人の悪口をいったり、人を見下す人の心理って何なのでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分に自信がないのでしょう

質問読ませていただきました。

おっしゃるように、人を傷つけ、見下してみることで優越感や満足感をえようとする方は、たしかにいらっしゃいます。とても残念なことです。
みんなが謙虚にそして他人を認め合って生きていければ、争いやいざこざといったものはぐっと数を減らすのかもしれませんが・・・

さて何のために人を傷つけるのかということですが、傷つけることで相手はどんな感情になるか想像してみましょう。
もちろん、悲しんだり苦しんだりしてるわけではないでしょう。そうであるなら、悪口を言ったり見下したりしないでしょうから。

ですので、喜んだり楽しんだり、もしくは満たされた気分になるのでしょう。
悪口を言うことで相手を貶め、それに反して自分が高まる気分になるのかもしれません。
または人を見下すことで、優越感を得ようとするのかもしれません。
何にせよ、相手を傷つけることで自分が満たされてくるのでしょう。逆から見るなら、自分が満たされないから、相手を傷つけるのです。
そして、自分が満たされないと言うことは、換言すれば自分に自信が無いから不安を抱えているということです。

こう見てみると、他人を傷つける人も自分が認められてないと感じる寂しい人なんだと感じます。そういう人に対しても救いの手を差し伸べられるといいのですが、あまり近寄りたくないですよね。
他人の「相手を傷つけようとする心」に飲まれてしまう思うのであれば、近寄らないことが大切です。心の色というのはどんどん人に移っていきますから。
しかし、「私がそういう人の心を癒やしてあげよう」と、自分の素敵な心の色を相手に移してあげれるなら、それはもう菩薩様です。

何か少しでも参考にしてみて下さいね!

{{count}}
有り難し
おきもち

京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

藤川さま。
大変分かりやすいご回答ありがとうございます♪たしかに、そうですね。そんな話は聞かされる側も不快です。。
近寄らず関わらずが一番ですね(*^^*)
ありがとうございました!

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ