hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

アルコール依存症から子供を守りたいんです❗

回答数回答 1
有り難し有り難し 12

私はシングルマザーで12歳の息子と、母と3人で暮らしています。
7年前に父(母からすれば夫)が病気で亡くなってから母はアルコール依存症になりました。
アルコールのせいで、母は母ではなくなりました。
暴言、迷惑行為、が毎日毎日..
それも家庭内だけで、外に出ると7年前の母の姿に戻ります。

書ききれないし、どう言葉にしたらいいのかわからないほどに色んな事がありました。

そんな生活をしてきたら最近、息子が
「もう、限界だ‼」と夜中に泣き叫びました。
大人の私も苦しいのに、12歳の息子が耐えられるわけがなく、ストレスで12歳で髪の毛の半分は白髪なんです。
私もずっと色々考えてきました。どうしたらこの子を助けてあげられるのかを。

ですが、貯金も母が勝手に使いつくし母から逃げるすべもありません。生活は私の稼ぎだけ。
誰かに苦しい‼助けて!と言っても昔の母の人望はあついのか、私の言葉を信じてくれる人は少なく。
逆に「お前がしっかりしないからだ‼お前がなんとかしろ‼」や、本当に心配してくれている人もいますが、現実的には誰にもどうする事もできないから..このままたえて、母が死ぬのを待つしか..など..私自身、頭ではわかってるんです。こんな相談された方が大変な事。誰にもどうにもできない事。病院や、市役所も助けてはくれないんだから..

私は今、どうしたら息子を助けてあげられるのでしょうか。

このまま息子が苦しい悲しい思いをしている毎日をただただ少しでも一緒にいて、母からの暴言の矛先を私にむけて盾になる❗なんでも楽しそうにプラス思考にかえて息子におちゃらけてみせる。こんな事しか守ってあげられる方法はないのでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「耐える」以外の選択肢を

はなさま
はじめまして、なごみ庵の浦上哲也と申します。

お母さまがアルコール依存で、家庭の中が苦しみに満ちていらっしゃる様子をお話し頂きました。安心していたいはずのご家庭が苦しみの場であるのは、本当に心の休まる時がなく、はなさんやお子さんのことが心配です。

以前アルコール依存症について調べる機会があったのですが、よくお酒好きな方に「アル中のようだ」などという話とは次元が違うのを知り、とても恐ろしいものだと感じました。覚せい剤などの麻薬に勝るとも劣らないものです。

お母さまは外に出ると普通にしていられるとのことですから、まだ依存症までは進んでいないのだと思います。各地に断酒会などがあり、また断酒のための医療施設もありますが、早いうちに関わった方が良いと思います。

ですが断酒に関しては、本人がそう決心しない限り、無理やり連れていくことができません。なんとかお母さまにご自身の状態の悪さを知って頂き(例えば酔った状態を動画で撮影し、しらふの時に見せるなど)、自分で決心するように働き掛けることは難しいでしょうか。

もしそれが難しければ、逆にはなさん母子がシェルターなどに避難することも考えられます。「病院や市役所も助けてはくれないんだから…」と書かれていましたが、相談には行ってみましたか?

身内の恥をさらすようで嫌かもしれませんが、他人の評判は はなさんを守ってはくれません。お子さんのこともあります、「耐える」という選択肢ではなく、やれるだけの行動をとって頂くことをおすすめさせて頂きます。

どうか良い方向が見つかるよう、念じております。

〜お礼を拝読して〜
私などが思いつくような事は、もう全てなさっていたのですね。細かい事情も存じ上げずに色々書いた自分が恥ずかしいです。
それでも「耐える以外の選択肢を」という言葉に救われたと仰って頂き、私の方こそ救われた思いです。有り難うございます。

現在の状況でも、ふとお母さまを可愛そうに思う、はなさんの気持ちが切なく温かく感じられます。私には願うことしかできませんが、それでも良い方向に進むよう、願っています。

{{count}}
有り難し
おきもち

浦上 哲也
横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ありがとうございます。読みながら涙が止まりません。

病院に行き、医師にアルコール依存症と診断をうけ、断酒会にも数回参加しましたが、その場では真剣に聞いてるふり、話しているふりをし、家に着くなり周りをバカにした発言を繰り返し、いつからか無理矢理連れて行っても
参加しなくなりました。
市役所や福祉関係、頼れそうな場所にはすがる思いで行きました。話しは聞いてもらえます。ですが、解決策ではなく、しのぐ方法や場所によっては母をかばう方法で、息子は犠牲になるような助言ばかりでした。

動画を撮って見せたこともあります。
最初はそんな自分を目の当たりにしてショックを受けたようでしたが三日ともたず
数回繰り返すと、怒鳴りちらすようになりました。

他人の評価は守ってはくれない。心にささりました。
私は息子の母として、親戚、近所、知り合いの評価よりも息子を守って、自分を守るという選択肢もいだいてもいい!耐える以外の選択肢を想像すらできない状況だったので
耐える以外の選択肢という言葉だけですごく救われました。

アルコール依存症。
本当に恐ろしく、酷い病気です。
病気だと病名をつけられても本人も、周りも理解や解決がなかなかできません。

息子を苦しめ、悲しませ、毎日毎日
一緒に居る家族を苦しめる母。
母自身、自分の何が悪いのか全くわかっていません。そんな母にどこかでまだ、病気のせいで母自身も苦しんだろうな..と
ふと思い可哀想に感じたり自分がもっと強くなれば、息子も母も守ってあげられるんじゃないか。と思う私が私の中にまだいます。

耐える以外の選択肢。この言葉をかけてもらえた今日から、色んな選択肢をもっと考えながら生きていけます。
本当にありがとうございました。

とんでもございません!本当に言葉に救われました。

その後、息子を連れて逃げようと決め、母の兄弟や自分に極近い人にこれまでの全てを話したところ、一時は理解してくれたかの様な対応をしてくれました。
ですが、実際に見てない、この状況の中に居ない人にはわかってはもらえず、今またさらなる絶望の中にいます。
逃げる為の資金も母の借金がわかり消えました。
ですが、このままどんどん息子の様子がおかしくなるのを黙ってみている訳にはいきません!
身内から孤立しても、絶縁されても私は息子を守ります!限界はずっと前に越えています私が壊れる前に、守れるうちに、今踏ん張らないと‼

ハスノハ。
この場でこうして文字化して、色々な人に、アルコール依存症の恐ろしさを知ってもらえているかもしれないということも、勝手ではありますが、今の私の力になっています。
ハスノハにも感謝しています

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ