漠然としていてすみません。
最近大きな変化がありました。私はこのまま生きていて良いのだろうかと今も考えるときがあります。
でも、大事な人が亡くなってしまい、生きたくても生きられなかった人もいるのに自分勝手に死ぬのは良くないことだとも思います。
このまま何もせずに生き続けるのではなく、何か人の役に立つことや少しでも私に出来る良いことをし続けたいと思っていますが何が出来るかわかりません。
何か私に出来る良いことはありますか?
教えていただけたら嬉しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
優しい言葉がけではないですか
生きているといのは素晴らしいことだと思います。ことに人様の死に関わっている坊さんなので、かけがえいのないのが生きてる事なんだと知らされます。
さて、何をすれば、とおっしゃいますが、人間は誰かのために役に立っているという感覚を持つことで生きているのだと言えます。
京都自殺自死相談センターという期間があります。運営なさっているのは私と同じ浄土真宗本願寺派の僧侶方です。拠点の引越しをしなければならないときに自殺志願者の方が相談にみえられ、最初はすごく辛いご様子だったそうです。しかし、引越しの手が足りないので手伝ってもらうと、とても活き活きとなさり、お帰りになるころにはすっかり元気になられたそうです。誰かの役に立てたと思うことで気持ちが明るくなられたということでしょう。
私自身のことをいえば、子ども食堂(地域食堂)をさせてもらっています。ボランティアの顔を見ていると、活き活きとして楽しそうです。多分、私も同じような顔をしているのでしょう。
こうした活動に参加する機会があれば、そうなさったらよいのですが、もっと手近なところでは、他者に優しいことばをかける、思いやりの心を伝えるようにする、などのことがよいと思います。心が身体に命令して動作を起こしたり、言葉を発したりするわけですが、逆に良いことばを話すことにより心が変えられていくということも事実です。思いやりの心が最初からはなくても思いやりを込めたように他者に接していくうちに本当に思いやりの心が持てるようになるようです。
他者に喜ばれることにより、生きている価値を見出せるようになられたらよいと願っております。そして私もあなたに上記のように申し上げた以上、そのようにしていきたいと思います。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
少し気持ちが軽くなりました。
優しい言葉かけを意識して人と接することで、自然と笑顔にもなれました。
何か言葉を発する前に考える事ができ、人と接することのありがたみを今日1日だけでも感じられました。
藤岡様から頂いたお言葉もそうですが、たったの一言、大事ですね。
少し前を向いて歩けそうです。
本当にありがとうございました。