空回りしている気がする
最近、虚脱感があり無気力で何もできない状態が続いています。
数か月前に、新卒で入社した会社を自ら退職しました。
理由は、毎日やる仕事がなかったことと、上司や同僚がおらず部署で一人で
仕事をしており仕事を教えてくれる人もおらず、
父親世代の中にポンと放り込まれた状態で部署に同世代の社員もいなかったため、孤独や無価値感を感じてしまったからです。
退職の意を伝えた時は、本社の上司に異動の案を出してもらいましたが
やりがいを感じて働いていたわけではなかったので、人間関係も悪くなく福利厚生に恵まれておりましたが思い切って退職しました。
やりたいことが定まってないため、考える時間が必要だと思い
転職活動をせず失業保険で資格や趣味の勉強をしながら生活していたのですが、ある時実家の犬が亡くなってしまいました。
それから、何もかもやる気や意欲がなくなってしまい
人と交流したり話すことがとても億劫になってしまいました。
しまいには、あれほど考えて会社を退職したのにも関わらず やはり辞めなければよかったのかもと思いました。
自分が退職したことで自分のポストの待遇も改善され、業務を教育指導できる上司が新しく異動となったり、私の後任の方からラインで、うまくやれてますという旨の報告をされたりと、喜ばしいことなのに、私はいったい何だったのだろうと感じてしまいました。
心の支えであり生きがいを与えてくれた愛犬もいなくなってしまい、
これからどういう風に生きていったらいいのか分かりません。
毎日一人で過ごしており、何も考えられずぼーっとしてしまい
転職活動する気も起きず、とりあえず職業訓練に通おうと申し込みをしています。
実家に帰ることも考えていますが、また都内で転職したいという気持ちもあります。やりたいことも見つからず、全てが定まらず、ぼんやりとしております。
何をしても上手くいかない気がして、投げやりになっています。
愛犬に会いたいです。
どうしたらまた前を向いて進めるでしょうか。支離滅裂な文章で申し訳ありません。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたのペースで。社会と繋がりながら居場所(都内)を築いて。
最初の出会い(就職)が、何もわからず、何も関わってももらえず、手探りで動こうにも何をどのようにしたらいいのかも見つからず、蚊帳の外のような孤独を感じてしまったのですね。思い描いていた環境とあまりにもかけ離れた場に、どう行動すれば良かったのか、今でも答えが出ませんよね。
頼りがない、支えがないという状況は、とても不安で怖いものですよね。
都内で転職が希望なのね。都内には一人で出てきたのかな。仲間や友人がいたら、また繋がる先があれば心強いと思うわよ。「ひとり」という環境は、不安やプレッシャーも増しますからね。余計に取り残されたような虚脱感や無気力さが起きてしまうのかもしれません。
焦らず、あなたのペースでいいのよ。こうしてハスノハや社会と繋がりながら、あなたの居場所(都内)を築いていきましょうね。職業訓練も良いと思います。求職者支援員(カウンセラー)にも相談してみましょうね。
愛犬を失い、仕事を辞めた後の虚脱感と向き合うには
文章を拝見し、胸の内に積み重なった喪失感と孤独が痛いほど伝わってきました。大切な愛犬との別れ、居場所を感じられなかった職場からの退職、そして後任の人が上手くやれている現実―それらが重なれば、虚脱感や無気力になるのは自然な反応です。決して「自分が弱いから」ではありません。
1. 愛犬との別れについて
仏教では「縁起」といって、すべての存在は縁によって生まれ、縁によって去っていきます。愛犬もあなたと縁を結び、日々を支えてくれました。そしてその縁が尽きた今、悲しみと空虚感を抱くのは当然です。涙や会いたい気持ちを否定せず、心の中で「ありがとう」と繰り返し語りかけてあげてください。悲しみは、愛情の裏返しだからです。
2. 退職と後悔について
後任が上手くやっている姿を見て「自分はいったい何だったのだろう」と思う気持ちも、非常に人間らしい自然な感情です。ただ、あなたの退職があったからこそ、組織は体制を見直し改善できたとも言えます。つまり「無意味」ではなく、変化を促した大切な一歩だったのです。
3. 無気力との付き合い方
無気力の時に「動けない自分を責める」とさらに苦しみが深まります。仏教でいう「二重の矢」です。今は「できないこと」に目を向けるのではなく、「今日これだけできた」と小さな達成に光を当ててください。散歩、読書、簡単な掃除でも十分です。
4. 今後について
職業訓練への申し込みは、とても良い一歩です。やる気が湧かなくても「環境に身を置く」こと自体が心を前に動かしてくれます。実家に帰るか都内に残るかも、今すぐ決める必要はありません。「定まらないままでも生きてよい」と自分に許可を与えてください。
あなたが抱える「虚脱感」は、愛犬を心から大切にしてきた証であり、自分の人生を真剣に歩もうとしている証でもあります。今は無理に答えを出さず、呼吸を整え、一日を丁寧に過ごすことからで大丈夫です。
合掌