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子供をみていると思い出します。

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有り難し有り難し 13

今から10数年前のことです。
私は元々シングルマザーで、当時3才の娘を育てていました。そして付き合っていた人の子供を妊娠しました。しかし、その人が「おろしてほしい、今いるお前の子供もかわいくない」と。他にも酷い事を言われ、精神的に追い詰められてしました。産みたかったけれど、彼と別れてシングルで上の子と父親の違う子供を産む…当時の生活環境を考えると一人で産む決断はできませんでした。その時は上の子も片親にしてしまい哀れな子だと思えてしまい、おなかの子を産んだところで不幸な子を増やしてしまうだけだと思ったのです。
それから数年が経ち、違う人と結婚することができました。その人との子供も産まれました。夫は私の連れ子の事も可愛いと大切にしてくれます。とても幸せです。中絶した子供の事も心のどこかで置き去りにしていました。だからなのか、ここ数ヶ月前から急に思い出し、毎日思い出しては泣いています。今の幸せはあの子を犠牲にした上で成り立っていると思うと自分が憎らしくて許せません。それに、産んであげたかった。父親が誰でも私の子なのに。子供に罪は無いのに。今いる2人の子を見ていたら余計につらくて、どう生きて良いか分かりません。毎日、「子供たちの為に生きるべき」「いや、私は許されるべきではない」と自分に自問自答して毎日過ごしています。今更後悔したところでどうすることもできないのに、つらくてつらくて、自責の念しかありません。自分で解決の糸口を探してももうどうすることもできません。私はどうしたら良いのかアドバイスください。お願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まずは供養を入念にいたしましょう。

追伸:御礼とメッセージありがとうございました。
もうされていると思いますが、過去を悔いるより、今のお子様に愛情を注ぐことから始めて下さいね。それが、あなたにご縁のあったすべての命が喜ぶことだと思います。
そして、自分の心も体も大切にしてください。自分に愛情を注ぐことも大事ですよ。
心も体も元気じゃないと、続けられませんから。
ご主人と共に愛にあふれる家庭が築ければよいですね。
チョコさんならできると思います。
もし、ご遠方でもご縁がありましたら、どうぞ供養にお越しください。
そんな気持ちに私も心が温かくなりました。ありがとうございました。合掌礼

チョコ 様 相談ありがとうございます。

人生色々なことがあり、出会いや別れも解らないことが多いですね
あなたの今の幸せは、「あの子を犠牲にした上で成り立っている」だけではないのです。
それは、お解りかと思いますが、様々なご縁の中で成り立っているのです。
その中の一つとして、一つの命が宿って早くに去ることになったのでが、
あなたに宿った命として、入念に、供養をしてあげてください
チョコさんがどういう信仰をお持ちか知りませんが、
仏教であれば、ちゃんと僧侶に、読経回向をしていただきましょう。
そうすることで、早く去った命が安心し、あなたにも、心の落ち着きが取り戻せるはずです。
一度で無理なら、毎月一度、あるいは、お盆とか彼岸の時にちゃんと供養をいたしましょう。

自責の念は消えないかもしれません。でも、先に去ってしまった命の為に
今を精一杯生きる。と思うことができるでしょう。
その命の為に、幸せに成ろう、と思うことができるでしょう。
その為に、充実した人生をおくろう、と思うこともできるでしょう。
そうした時に、あなたのお陰で生きることができた。と
感謝をその命に伝えることができるでしょう。

過去を悔いても何も始まらないけど、教訓として、未来にいかせることができる。
その為に、やどった命、今もあなたの心の中にはその命があるのです。
精一杯生きていきましょう。

お読みいただきありがとうございました。
一礼

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有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

釋孝修さま
温かいお言葉ありがとうございます。つらくてつらくて、泣いてばかりいます。供養をして、今私にできることを一生懸命したいと思います。同じことを繰り返さないように、今居る子供たちにも私のようにならないように、大切に育てていこうと思います。親身になってくださった釋さまのところで供養をお世話になりたかったのですが、少し遠くて私も自由に動ける身ではないので、またご縁がありましたら是非伺わせてください。その際はよろしくお願いします。

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