男兄弟の母親となる覚悟
現在2人目妊娠5ヶ月、男兄弟となります。3人目は経済的に難しいです。
小さい頃から子どもは女の子と憧れがありました。長男を産み、男の子の可愛さは言葉にできないほどであり現状とても幸せです。
ただ男の子の母親は、娘がいる場合と比べて将来は子どもと一緒に行動したり顔を合わせる頻度が少ないことが多いなと周囲を見ていると感じ、将来寂しいのだろうなと思い、娘を1人は産み育てたかったと強く思います。
ここ数週間、気持ちを前向きに捉えられるよう、自分を納得させるための材料をかき集め、男兄弟の良さや、女の子育児の大変さ、将来の子どもとの関係性が性別で一概に言えないことなど何度も言い聞かせました。子どもの人生は子どものもの、私とは別の人生。立派に自立してくれたら寂しさも幸せじゃないかと、頭では考えるようになりました。しかし、前向きな情報を集める中で、ついインターネットで逆に男兄弟の母親が将来孤独だという情報を見ては、やっぱり‥と落ち込み、気持ちが揺れます。その度に女の子が欲しかったんだという本心を痛感します。
成人した男兄弟のお子さんを育てた方たちに話を聞くと、女の子が欲しかった気持ちは消えなかったけれど、産んでみると我が子は可愛い、息子はなかなか帰ってこないけど諦めがつくよ。そう伝えてくれます。
私はその意見に希望をもらいつつも、やっぱり女の子が欲しかった気持ちは消えないんだ、子どもが自立したら寂しいんだと、そんなことに反応して悲観してしまいます。
こんなに女の子を熱望するなら、いっそ今ならまだ中期中絶となりますが、なかったことにしてもいいのではないかと考える瞬間があります、最低な母親です。しかし、すでに生きている我が子を自分の都合だけでなかったことにし、罪悪感を背負って生きていく勇気もありません。
かと言って、女の子が欲しかった気持ちを諦め、次男を産み育てて後悔せずにいられると言い切れません、あの時ああしておけば女の子が授かれたのではと考えてしまいそうです。
このままではどんな選択をしても後悔すると思います。このまま時が経ち、流れのまま出産しては、自分の決断や意志がないままになってしまうので。
女の子にこだわる理由は、人と比べてしまう考え方の癖と、将来の孤独が怖くて仕方ない弱さだと考えます。
お叱りのお言葉で構いません、この先後悔なく生きていけるようご助言お願いします。
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ご縁ということでしょうか
女の子が欲しい、というお考え自体はとがめだてできることではなく、そうかもしれないと思います。私は浄土真宗寺院の住職です。基本的に世襲制、つまり住職の子供があとを継ぐシステムなので、男の子が欲しいという同業者が多いことになります。もちろん女性住職でOKですから女の子が継いだらいいのですが、やっぱり多くは男の子を後継者に、と考えておられるようです。つまり、あなたと逆ですね。だけど、どちらか一方がいいと考える点で、似ているところがありり、お気持ちは理解できる所もあります。
上記のように、お寺は男の子を望まれる傾向にあるのですが、ご縁なのか何なのか、理由は分かりませんが、四人のお子さんがみな女の子といったお寺や、何代も女の子しか生まれないというお寺があります。逆に女の子が欲しいのに男の子ばかりだったという檀家さんもあります。あなたは現在お腹のなかにおいでになるお子さんを中絶してでも、とおっしゃいますが、次のお子さんも男のお子さんだったらどうなさいますか。また中絶なさるのでしょうか。聞いてしまった以上、そんなお考えはお止めいただきたいです。
また、不妊という問題を抱えておられるご夫婦も多く、その方々からするとあなたは羨望の対象でしかないといえます。お子さんのおられないご家庭も檀家さんに何軒かあり、寂しそうになさっていますので、お二人目を宿しておられることがその人たちにとってはとても羨ましいことであるはずです。
男の子だから外に出て行き、行きっぱなしになってしまう。女の子は後々までそばにいてくれるというようなこともあるかもしれませんが、そうはならないかもしれません。男の子でも公務員になって近くで暮らすかもしれないし、女の子でも外国の人と結婚し異国で暮らすことになるかもしれない。最終的にはその人その人のご縁としかいいようのないものだと思うんです。
よそ様のことですから、どうしろということを申すことはできませんが、お二人目を授かったご縁を大切になさったら、と思います。