定年後の人生について
30数年、大きな会社で働き、子会社に転籍になりました。
仕事の内容は、会社の指示に従い過ごしてきましたが、あと、
数年で定年を迎えるにあたり、いままで会社で働いてきて意味が
あったのだろうかと悩み始めました。
若いころは、若さの勢い、活力、体力もあり、仕事は仕事と
割り切っていましたが、最近は、体力も衰え、特に、気力の
衰えが著しく、困っております。
日常生活で生かせる智慧がありましたら、お教えください。
とくに、70歳以上でも、現役で布教師、開教師などをされて
いる方に、意気込みを維持する心がけなどお教えいただける
と大変うれしいです。
合掌
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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「教養」と「教育」が大切です・・・!?。
小生も一般大学卒業後20年程サラリーマン、しておりました。実家がお寺だったこともあり「実父」が亡くなり、「止む無く」お寺を継ぎました。収入は激減しましたが・・・😅。ちなみに、その間、「中央仏教学院・通信教育」で僧侶の「資格」だけは取得しておりました。
まず、あなたは生活のご心配があるのかどうか・・・?。
①ローンがある、とか、家族を養わなければならない・・・という事なら「定年後」に向かって何かスキルを磨くとか、今までのお仕事を活かした「定年後の職」を捜すetc、辛く・シンドイでしょうが「頑張る」しかないでしょう・・・。
②〈・・・特に、気力の衰えが著しく、困っております〉とのことですから、経済的な問題というよりも「気持ち・生きがい」という事だろうという事で、一つ「ヒント」を・・・。
何かあなたが興味を持てる「ボランティア活動」を見つけ、取り組んでみて下さい。また、「中央仏教学院・通信教育」などの、宗教・趣味・教養などの学習・勉強をなさるのも宜しいかと・・・。
いずれにしろ、社会と「接点」を持ち(何かお役に立っているという実感を持つ)、他人と「おしゃべり」し続ける事が重要だと思います。ちなみに、ボケ予防には「おしゃべり(例え無駄しゃべりでも…)」が一番いい、というのは「脳科学」的にも証明されているそうです。
こんなジョークもあります。人生を生き生きと終えるには「教養(今日、用がある)」と「教育(今日、行く所がある)」が大事だとか・・・(笑)。
最後に、一休さんのご遺言;❝心配するな 大丈夫 何とかなる❞ 合掌 南旡阿弥陀仏