恥ずかしいことをしてしまいました。
4月から高校生になった息子を持つ母です。
高校生になり交遊関係が広がったこと、また義務教育の時とは違う解放感からいっきに息子の行動範囲が広がり、行動を把握できないことの不安感から、息子や息子の友だちのTwitterやインスタをフォローしてしまいました。
フォローするだけならまだしも、メッセージ性のあることを呟いてみたりもしました。
母親であることは明かさずフォローしていたのですが度が過ぎ息子に母親がやってることだと気づかれてしまい、「どうしてそういうことをするのか。怖いよ。信用できないよ」と言われてしまいました。
どこかでセーブしなければならないと思ってたところだったので一連の行動を謝罪しSNS全てをやめました。
息子を傷つけることをしてしまっていたこと、息子の友だちにまでわかってしまったこと等自分のしてきたことを改めて考えると消えてしまいたくなるくらい恥ずかしい思いと後悔の念でいっぱいになりとても苦しいです。あまりの低レベルな行動に誰にも胸の内を打ち明けることができません。
これから先息子の信頼を取り戻せるのかも不安です。
今のこの気持ちとどのように向き合っていけば良いのでしょうか?
また上手に子離れするためにはどうしたら良いのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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男の子だし、あまり気にしないのでは
困ったなぁ、とお思いことと存じます。しかし、長い親子関係なのですから、いろいろあって当然で、親も時としてしくじります。それはそれとして受け流していく性格のご子息なら、そのうち忘れてしまい、問題にはならないでしょう。といっても私にはご子息の性格が分かりませんが。ともかくも気にしすぎない、引きずらないことかと思います。
そういえば、私は子供に、「お父さんなんか死ね!」と言われ、そのときはどうしてよいか分からず、呆然としました。知り合いのご住職に相談すると、「うちもしょっちゅう言われています」ということでした。「なぁんだ、みんな言われているのか」と妙に安心しました。そして、また子供に「死ね」と言われたので、「お前が死ね! 俺は檀家さんに必要とされている。だがお前は誰からも必要とされていない。それにお前が死ねば、お父さんなんか死ねという感情も消える。だからお前が死ね」と言い返しました。それ以後、バカなことを言わなくなりました。
その他、いろいろではすまないほど大変なことがありましたが、そのときどきで100点満点の親だったわけでは全然ありませんでした。世間様にへんにみられるようなこともありました。
あなたがなさったことも、お子さんのことを思ってのことでしょ。だったら行き過ぎた点や間違っていたことは詫びる必要があるでしょうけど、妙なしこりを抱き続けることがいちばん怖いです。むき出しの感情をぶつけ合えることが家族、ことに親子関係には大切だと、亡くなった河合隼雄先生がおっしゃっていました。