hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

赤ちゃんの供養 宗派の違うお経

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

生後2週間で長男を亡くしました。
旦那の実家は宗教にこだわりがなく、お仏壇もありません。
私の実家にはお仏壇があり、月参りで浄土真宗の御僧侶さんがおいでになっているのでそちらで初七日までお参りしていただきました。

そこでご質問です。

私たちはまた子供を授かりたいと思い、子授け地蔵様のおいでるお寺にお参りに行きました。
そちらのお寺では水子供養や先祖供養も行なっていたため、息子にもお経をあげてもらいました。
その際、浄土真宗のため戒名ではなく、法名を記入しました。

何も知らずに違う宗派のお寺でお経をあげてもらったことになります。
これは良くないことでしょうか?

もし子供を授かった場合、そのお寺へのお礼参りも考えております。

その際、亡くなった我が子への供養と報告のためそのお寺でお経をあげて頂くのは良くない事でしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

供養とは一体なんなんでしょうね?

凱斗ままさん、こんばんは。
ご質問拝見いたしました。

子どもが親より先に命を終えていくことほど辛いことはないですね。
またお子さまを授かりたいと願う気持ちもよくわかります。

私自身は、第一子となるはずだった子どもがお腹の中で息を引き取りました。
そして第三子、第四子となる子どももお腹の中で息を引き取りました。

私は、お腹の中に命が授かれば、十月十日もすれば元気に生まれてくるものだとばかり思っていたのですが、その思いは見事に打ち砕かれました。
幸いにも二人の子どもに恵まれましたが、その子たちも生まれてくるまでは心配でなりませんでした。それだけ命が誕生するということは当たり前ではないということです。

その事を気づかせてくれたのが、生まれてくることができなかった3人の名もなき子どもたちでした。私にとってはかけがえのない子どもたちです。

供養ということは、もともと「敬う」、「大切にする」という意味が含まれています。大切にすることによって、生きて行く私たちが養われて(育てられて)行くことだと私は解釈しています。

つまり、私は生まれてくることができなかったその子どもたちのこと、老若男女を問わず亡くなられた人のことを決して「忘れない」「なかったことにしない」ということをみんなに伝えていきたいのです。それが私が思う供養です。「お経をあげたら終わり」ではなく、「忘れない」ということです。

もちろん今は悲しみにくれ「忘れられるわけがない」とお思いでしょうが、お経をあげていただくことだけが供養なのか、子どもが授かればお礼参りに行くのか、その辺りのことも、ご主人とよくよく話し合われて、本当に大切なことを見失わないでいただきたいと願うばかりです。

一つのご参考になればと、ご返答させていただきました。

{{count}}
有り難し
おきもち

私は、浄土真宗の僧侶です。僧侶ではありますが、浄土真宗の教えをバックグラウ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

とても心優しいお言葉をありがとうございます。
お経をあげる事が全てではないのですね…49日を終えてからお骨と会話をしても意味があるのか不安でした。お経をあげていただかないと仏になった息子と会話出来ない気がして…
でも気持ちの問題なのですね。
心が軽くなりました。
実は49日はお経をあげていただいてなくて、息子が天国で幸せになれないんじゃないかと思い宗教問わず子宝祈願の旅行先のお寺で息子の分のお経をあげていただきました。亡くなっても親として出来る事はなんでもしてあげたくて。それが今回はお経をあげて頂くことでした。
これからはお経を上げることだけにとらわれず、息子に最大限の愛情を夫婦で注いであげたいと思います。

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

有り難し有り難し 5
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ