憤りのなか供養の在り方回答受付中
いつもお話ありがとうございます!
3年前に亡くなった弟の事で何度か相談させて頂いております。
先に亡くなった父と同様、気持ち寄り添い供養に努めております。
生前弟には高額の借金があり父と母で返済済との話しは聞いておりました。父と母の思いに私も納得してました。
先日、高齢の母の手伝いで実家の片付けをしてましたところ、返済済の借金の書類がでてきました。わかっではいたもののやはり金額やその当時の思いなどで強い憤りを感じてしまいました。
お盆の時期ご先祖様に寄り添わなくてはいけないのに辛くて悔しくて仕方ありません。こんな気持ちを抱えての供養に自分が情けないです。
故人の終わったこととして考えたほうがよいでしょうか?
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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どうにもならない気持ち抱えたまま、仏様はわかっていてくださる
亡くなられたのだからと、何事も無かったかのようには、気持ちは整理がつかないものですよね。
ご両親が負わされたわけですし、その苦労をそばで見てきたわけですから、(こんなことがなければ)と嘆きたくもなりますよね。
思い出も、良きことばかりとは限りません。亡き人に対しても、生きている者にとっては、切れない執着があるのです。だから、伝えたい気持ちはいろいろですよね。
どうにもならない気持ちを抱えたままの私たちを、仏様はちゃんとわかっていてくださいます。どんな気持ちであっても、仏様なら受け取ってくださいます。
お盆の時期、亡き人へだけでなく、私たちへも仏様のお救いは向けられていますよ。あなたの許せない悔しい気持ちも、親を思いやる優しさも、あなたの心を大切に見守っていてくださいます。ですから、ありのまま仏様に向き合っていきましょう。それでいいのですよ。
質問者からのお礼
中田三恵さま
いつも寄り添っていただきありがとうございます!またお盆のお忙しい中の回答感謝でいっぱいです。
慌ただしい毎日のなか、ふと思い出しては切なくなっていました。お盆という時期に父や弟を身近に感じいろんな感情が溢れていましたが、いただいたお言葉を支えに気持ちの整理をつけ、本日ご先祖様の送り盆努めてきます。ありがとうございました。