30代独身、周りからの印象と自分自身。
回答 1
有り難し 8はじめまして、
相談させて下さい。
私は30代半ばの独身で仕事をしています。(結婚は気の会う方に出会えればしたい、位の気持ちです。)
先日の話ですが、休日に用事を済ませて家に帰ると、アパートの玄関前に20代位のセールスマンがおり話しかけられました。
相手は子供向けの塾のセールスらしく、いきなり私に「お母さんは小さいお子さんはおられますか？」と聞いてきたんです。
私は「お母さん」と呼ばれるとは思わずびっくりしてしまい、「いません」とだけ伝え、家に帰りました。
しかし、もう子連れじゃなくてもそんな呼び方をされる年齢なのかとショックを受けてしまい、今もかなり引きずっています。
せめてお母さんと呼びかける前に
「結婚されてますか？」などの言葉は無いのか、もし独身だったら失礼だとは思わないのか、とモヤモヤ。
こういったもらい事故のような会話はこの年頃になれば当たり前とスルーするしかないのでしょうか？
私は接客業をしていますが、人の生き方は様々なのでこちらの印象で決めつけた個称では呼ばないようにしています。
年齢や見た目が全てではないのは分かるのですが、やはりショックでこういった事とどうやって向かい合えば良いのかわからずモヤモヤしています。
何かアドバイスいただければありがたいです。
長々と失礼致しました。
お坊さんからの回答 1件
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私は22歳の時、「オジちゃん」と言われました
それは災難でしたね。というか、そのセールスみたいな男性は、自分の成績を上げること以外のことは考えいなかったからだと思います。とにかくそれっぽい女性ならみんな自分の商売の対象になるかも、ということで声を掛けているだけですよね。だから、個別の事例としてはあんまり考えないでいいと思います。
さて、お尋ねの文面を拝読しながら、いろんなことを思い出しました。忘れもしないのは、高校1年の時です。おばさんとお姉さんがバスを待っていて、
おばさん「あなたいくつになったの？」
お姉さん「25です（恥ずかしそうに小さな声で）」
おばさん「え~~~~~~っ!!!、25になってまだ結婚してないの!!!」
お姉さん 深くうなだれる
この会話を停留場で聞いていて、恐怖しました。鮮烈な思い出です。いまでは考えられない、とんでもない会話ですね。適齢期もへったくれもないのですから。アラカンの田舎者の40年くらい前の記憶の世界です。
あなたは、そんなことはない、結婚していない女性に対するハラスメントなどは厳然と存在している、とおっしゃるでしょう。もちろんそうなのですが、以前は現在とは比較にならないほど未婚者に対する風当たりがきつかった、ということです。
前述のとおり、私はアラカンなのですが、以前よりだんだんと一人ひとりの個別性が認められるようになっています。以前だったら、LGBTだというだけでもっともっとひどい目にあわされました。障がい者に対して当たり前に差別用語を用いていました。
あなたは接客業をなさっているそうですが、あなたと同じような心構えを世の中全体に広めていかないとあなたのお感じになった事象は少なくなりません。そのためにはみんなが他者のどんな発言や態度に傷つくのかを発信しあい、気付きを共有する営みを続けていくことじゃないかと思います。
私はカナダをフィールドに日本の仏教と日系移民の歴史を調べています。私が住む滋賀から多くに人が移民したからです。日系の仏教徒は、容貌、生活習慣、仏教を含む文化の違いから大きな差別を受けてきました。そのためか、イスラム系移民やLGBTなどの人々に協力的です。痛みが分かるからですね。
遠方に住んではいますが一緒に、他者の痛みに共感できる人間として生き、世間にこのことを広めていきたいですね。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございました。
聞いていただいて、そして過去の経験をお聞かせいただいて、
今回の事は気にするような事ではないと少しですが思えるようになりました。
おっしゃるように自分が経験した事を共有し、傷つけ合わない世の中を目指したいなとも思いました。
それには私にはまだまだな部分が多いので、自分なりに目の前の事柄を大切にし、まずは自分の周りの人と共有するところからはじめていこうと思います。
お忙しい所、ありがとうございました！
